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野球への思い紡ぐ敗者たち 大会去った監督・選手の言葉

2021年7月26日09時00分

 勝者の数だけ、敗者がいる。連合を含む24チームが出場した第103回全国高校野球選手権高知大会(朝日新聞社、高知県高校野球連盟主催)は、準決勝までに20チームが姿を消した。敗れ去った監督や選手の思いが詰まった言葉を紹介する。

     ◇

 新型コロナウイルスの感染拡大で、各校では練習試合が見送りとなり、日々の練習は1時間に制限された。思う存分に野球が出来ない環境で、多くの指導者が悩んだ。

 2回戦で梼原に惜敗した高知工の高橋司監督は、こみ上げる思いを選手に向けた。

 「これだけ追い込んでいないのは初めてだ。お前らのせいではない。コロナのせいだ。苦しかった1年だったが、もっと追い込んで、磨いて磨いて、磨き上げたかった」

 チーム内に濃厚接触者が出たため、5月の県体育大会を辞退した中村は2回戦で追手前に敗れた。横山真哉監督は引退する3年生を前に誓った。

 「逆境をプラスに変える、乗り越える。お前らのおかげで中村の新しい伝統ができた。この伝統を必ず守っていきたい」

 高知高専の西村神平(しんぺい)主将は「野球ができるだけで幸せだった」と振り返り、後輩に思いを託して球場を後にした。

 「感染対策をしながら、悔しい思いをしないように日々練習を頑張って欲しい」

     ◇

 負けたら引退。高校野球の魅力であり、厳しさだ。

 高知南の井上大地監督は「持っている力を引き出してあげることができず指導者として責任を感じる」と悔いながら、引退する3年生に言葉をかけた。

 「最後までよう戦って誇らしかったぞ。感謝しかない」

     ◇

 12人で挑んだ伊野商は2回戦で高知商に敗れた。大利恵輔部長は3年生をねぎらいながら、視線は新チームへと向かう。

 「勝負事は1点差で負けようが10点差で負けようが一緒。勝ちきるためには、人数が少ないと言い訳せずに頑張って練習しよう」

     ◇

 1994年の夏の甲子園に出場した宿毛は、ただ1人で活動してきた中川祐大(ゆうた)君(3年)が引退する。最後の試合、帽子のつばの裏に「ありがとう」と書いて臨んだ。歴代の先輩や指導者たち、支えてくれた仲間たちへの感謝の気持ちを示したかった。

 「何年先でもいい。この青いユニホームを着た後輩たちが再びプレーするのを見たい」(冨田悦央、湯川うらら、羽賀和紀)

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