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7月25日の高校野球 大阪

2021年7月26日04時00分

 第103回全国高校野球選手権大阪大会は9日目の25日、4回戦8試合があった。関西創価―近大付は今大会初のタイブレークとなり、近大付が延長十三回に逆転サヨナラで激戦を制した。興国は鳳にサヨナラ勝ち。26日も4回戦8試合があり、ベスト16が決まる。

     ◇

 「ああ、抜けた。夏が終わったな」。同点で迎えた九回1死満塁、鳳のエース吉岡真宙(まひろ)君(3年)は左方向に打ち返されたサヨナラ打をぼうぜんと見つめた。

 この試合の先発を告げられたのは前日の試合後。神宅(かんやけ)浩司監督(55)から打診された。前日も4回を投げて少し肩に疲れはあったが、「強豪相手に最後投げてみたい」とうなずいた。

 試合が始まると変化球のコントロールが定まり、直球も相手打線に力負けしなかった。次々と内野ゴロやフライに打ち取り、「ここまでできると思っていなくて楽しかった」と吉岡君。神宅監督は継投を考えていたが、楽しそうに抑える吉岡君の姿を見て、「投げられへんようになるまで投げさせよう」と決めた。

 吉岡君が背番号1をつけたのは新チームになってから。昨年のエースだった先輩から引退のとき、「エースはマウンドでは1人。練習も1人でした方がいい」とアドバイスをもらった。守備練習の時間には1人で坂道をダッシュしたり、長距離走をしたり、黙々と練習に取り組んだ。そのおかげか、ピンチの場面でも「僕は強い球を投げるだけだ」と自分と向き合い、集中して投げられるようになっていた。

 でも高校最後の試合、頼りにしたのは後ろを守る選手たちだった。九回、1死一、二塁のピンチで内野手がマウンドに集まった。四谷宏人主将(3年)から「フォアボールになってもいいから悔いのないよう思いっきり投げろ」と声をかけられた。「後ろはみんなが守ってくれる。ゲッツーを取ってくれる」と信じ、最後まで100%の力で投げきった。私学の強豪を相手に八回まで2失点に抑えた。

 試合後、うつむきながら相手チームの校歌を聞いた。最後に打たれた悔しさと、まわりの人に支えられながらここまでこられたといううれしさが入り交じって涙がこぼれそうだった。「同級生も後輩も、守備で支えてくれた。最後までいい試合ができて悔いはないです」(甲斐江里子)

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