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24日の高校野球 広島

2021年7月25日04時00分 朝日新聞デジタル

 広島大会は24日、2球場で4回戦4試合があった。昨夏の独自大会準優勝の広陵は、高陽東に延長十回の接戦の末、敗れた。広島新庄は七回、中軸の平田、花田、藤川の3者連続本塁打が出て、安芸南に7回コールド勝ち。呉は、春の県大会で準優勝した呉港との呉対決を制した。広島工大は、盈進との接戦をものにした。25日は2球場で4回戦の残り4試合が行われる予定。

     ◇

 地元・呉市の学校同士の直接対決に、観客が熱い視線を送った。

 呉港の下手投げ右腕のエース、尾崎元(げん)君(3年)は立ち上がりから堂々の投球でスコアボードに0を並べた。「調子はよかった」。直球も変化球もコースに決まっていた。

 二回と六回には、自らのバットで得点のチャンスをつくった。しかし、この日、チームはあと一本が出ず苦しんだ。牽制(けんせい)死などで得点の芽を摘まれた。

 0―0で迎えた六回。相手打線に連打を許し、4番打者への初球のスライダーが甘く入った。打球は左翼手の頭上を越え、2点を先制された。

 兵庫県出身で、小学生のときから毎夏、甲子園に足を運んだ。「いつか自分もあの舞台に」。今春の県大会で準優勝すると、夢が目標になった。「甲子園に行くだけでなく、勝ちたい」。さらなる高みをめざし、夏に臨んだ。

 失点を喫した後も、尾崎君は全力で腕を振り続けた。「投球の間を大事に」という片岡新之介監督の教えの下、走者を背負っても落ち着いていた。

 2点差のまま迎えた九回表、尾崎君はマウンド上で空を見上げてふっと息をついた。「ベンチに入れなかった仲間一人一人の顔を思い浮かべた」。力をもらい、最終回も0で抑えた。

 だが、その裏の攻撃も本塁は遠く、敗れた。「自分が抑えていれば」。悔しさがこみあげた。尾崎君は大学でも野球を続け、プロの選手になることが目標だ。阪神などで活躍し、広島カープでコーチも務めた片岡監督の背中を追う。「これからも練習に出て、指導してもらいたい」。涙をぬぐい、言葉に力を込めた。(三宅梨紗子)

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