スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

7月24日の高校野球 北海道

2021年7月25日04時00分

 北北海道大会は24日、準決勝2試合があり、帯広農と帯広大谷が勝ち上がった。帯広農は滝川西を15安打で圧倒し、七回コールド勝ち。帯広大谷は3大会連続の優勝を狙った旭川大の終盤の追い上げを振り切った。25日の決勝では39年ぶりの優勝を目指す帯広農と、8年ぶりの優勝を目指す帯広大谷が、甲子園出場をかけて激突する。十勝地区同士の決勝対決は35年ぶりとなる。

     ◇

 一回表、滝川西のエース坪田瑠衣登投手(3年)を帯広農の猛攻が襲った。

 「いつもどおりに投げたつもりだったけど、抑えきれなかった」。低めの変化球でゴロを打たせてしのごうとしたが、守備の乱れも重なりこの回9失点。それでも冷静だった。

 「ここまで来たら点数を入れるだけだ」。その裏、自身の犠飛で1点を返す。その後はサイドスローから繰り出す投球のテンポを早め、二、三回を無失点で抑えた。だが、四回に再び低めの球を捕らえられ、六回途中でマウンドを降りた。

 甲子園に出場した2017年の選手たちに憧れて、同校に進んだ。制球が安定せず苦しんでいた昨夏、「このままじゃ背番号をやれないぞ」と、小野寺大樹監督から発破をかけられた。「やってやる」。闘志に火が付き、フォームを上手投げから横手投げに変えた。

 フォームに慣れると制球が安定し、打者をゴロで打ち取れるようになった。それでも「まだ足りない」。九回を完投する握力をつけるために、毎日300回、3キロのボールを掴んで離す。甲子園出場時のエースの練習法を監督から教わり、必死に続けた。昨秋、背番号1をつかみ取った。

 「北大会で勝って、甲子園に出られる投手になる」。苦しい練習と横手投げで生まれた制球力を武器に、ここまで北大会を1人で投げ抜いてきた。1回戦では春の大会で敗れたクラーク国際を相手に、集中打を許さない好投を見せた。

 あと2勝のところまで来たが、甲子園に手は届かなかった。それでも「やってきたことはしっかり出せた。後輩たちにはこの悔しさを晴らして欲しい」。その目に涙は無かった。(佐野楓)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ