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7月24日の高校野球 兵庫

2021年7月25日04時00分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権兵庫大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の第17日が24日あり、2球場で準々決勝2試合が行われた。今春の選抜に出場した神戸国際大付が、全国選手権12回出場の東洋大姫路に9―0の7回コールドで勝ち、12年ぶりの夏の甲子園を目指す関西学院は兵庫工に10―5で勝利し、それぞれベスト4進出を決めた。

 25日は2球場で準々決勝の残り2試合があり、社―滝川二、報徳学園―東播磨が対戦。4強が出そろう。

     ◇

 強打の神戸国際大付に初回からたたみかけられ、3点を失った。反撃の糸口をつかみたい東洋大姫路。その裏、四球で出た走者を2番打者の奥田直輝君(3年)は、きっちり犠打で送り、得点機を演出した。

 「打ってくれー」。2死三塁になった場面で、ベンチから祈るように叫んだ。あと1本が出なかったが、反撃ムードは作れた。

 藤田明彦監督が「チーム一の安定したバッティング」と評する奥田君。だが、一度は部活をやめようとさえ思ったこともあった。

 高校2年の5月ごろ、野球に集中できなかった。「このまま野球を続けていいのだろうか」と迷い、一カ月ほど部活を休み、生活していた寮を離れて京都の実家に戻った。

 実家に自分を迎えに来てくれたのは藤田監督だった。「みんな待っている。もう一度、一緒にやろう」。待ってくれていた監督や仲間のために、活躍して恩返ししたい。「絶対ベンチに入ろう」と決意した。

 ただ、ブランクはすぐには埋まらない。昨秋の県大会はベンチ外。チームの敗戦をスタンドから見つめ、「春と夏は自分が打って上に行こう」。気持ちにさらに火がついた。

 チーム練習以外に自主練で、ティー打撃を200球。素振りも1人で続けた。今春の県大会は、2番中堅の定位置を奪った。

 この日は、ヒットなし。「バットの芯には当たったのに、打ち損じてしまった」と悔やんだ。でも、この夏は5回戦までの4試合で4割6分2厘の打率を誇った。藤田監督も「夏を通じて活躍してくれた」とたたえた。胸を張れる最後の夏だった。(西田有里)

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