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紫外線アレルギーのマネジャー いつしかチームの主役に

2021年7月24日11時05分 朝日新聞デジタル

 全国高校野球選手権広島大会で24日、8強をかけて呉(呉市)と対戦した呉港(同)のマネジャー寺下泰生(たいせい)君(3年)は、紫外線アレルギーがあり、日光を浴びると体調が悪化する。

 1年の春に入部したが、1カ月も経たない頃、ウォーミングアップをするだけで体が重く感じ、皮膚が赤くなった。徐々に症状がひどくなり、病院へ行った。医師から、野球を続けるのは難しいと告げられた。

 野球部をやめようと考え、朝山克彦部長に相談した。そこで提案されたのがマネジャーの道だった。1週間悩んだが、「どんな形でも続けることに意味がある」と、部に残る決心をした。

 今では試合のデータ集計や選手の体重管理、補食の準備などあらゆる仕事をこなす。趣味だという筋トレの知識で、選手へのトレーニングの指導もする。

 練習中は紫外線を防ぐ黒いマスクで顔を覆い、長袖長ズボンを着用する。短時間ならグラウンドでノックもする。片岡新之介監督は「奉仕の心がある。仲間にも認められていて、チームの主役だ」と評価する。「寺下を甲子園に」。いつしかチームの目標にもなった。

 紫外線にさらされる時間が長くなると体調が悪くなるときもあるが、マネジャーとして野球部に残ったことに後悔はない。「やめていたら、こんなにいい高校生活は送れなかった」

 紫外線から頭を守るため、みんなと同じ丸刈りにはできない。それでも「気持ちは一緒」だ。(三宅梨紗子)

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