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7月23日の高校野球 京都

2021年7月24日04時00分

 全国高校野球選手権京都大会の準々決勝2試合がわかさスタジアム京都であり、乙訓と京都外大西が4強入りを決めた。乙訓は追い上げる鳥羽を振り切り、京都外大西は京都成章との接戦を制した。24日も2試合が行われ、4強が出そろう。

     ◇

 大勢の控え部員が見守る三塁側スタンド。「これだけの仲間の代表。ここで投げきらないとダメだ」。京都成章の主戦、細見航矢君は、得点圏に走者を背負う度、スタンドに目をやった。

 1点をリードされ、迎えた八回表。京都外大西の先頭打者、中村友哉君の安打から、2死二塁のピンチを迎えた。打席には、代打の吉沢塁唯(るい)君。ちらりと三塁側スタンドを見た。「怖がらず、勇気を振り絞って投げよう」

 追い込んでからの5球目。捕手の巌(いわお)康介君が構えたミット通り、内角に直球を投げきり、見逃し三振。いつもは冷静なエースが、「おっしゃー」。右手で拳を握り、今日一番のガッツポーズを取った。

 「内角に投げるのが怖くなっていた」。3回戦の綾部戦で、右打者の頭部に死球を当て、打者は途中退場に。「ぶっちゃけ『また当てたらどうしよう』と、内角に投げる時はずっと怖くて。あれ以降、なかなか厳しく投げられなかった」

 六回1死三塁から、4番の的場大河君を迎えた場面。直前、マウンドに駆け寄った捕手の巌君から「抑えてくれ。頼んだ」と声をかけられた。捕手が内角に構えたが、投球は外角高めへ。左前に運ばれ、1点を勝ち越された。この1点が決勝点となった。

 九回2死から、代打の牧勇輝君が左翼に大飛球を放ち、「入った。もう一回マウンドに上がれる」とベンチから身を乗り出した。だが、相手の好捕に阻まれ、試合終了。細見君はベンチにしゃがみ込み、泣き崩れた。

 「初回から苦しかったが、味方が守ってくれたおかげで投げきれた。負けて悔しいけれど、最後に内角の直球で勝負できたシーンが頭に残っている」。細見君は大粒の涙を流し、球場を後にした。(吉村駿)

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