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7月23日の高校野球 宮城

2021年7月24日04時00分

 2年ぶりの夏の甲子園への切符を手にしたのは、東北学院の選手たちだった。第103回全国高校野球選手権宮城大会の決勝が23日、石巻市民であり、東北学院が12―5で仙台三を下し、71校66チームの頂点に立った。中盤の集中打で流れを引き寄せた。8月、春夏合わせて初めての甲子園に挑む。

     ◇

 勝ちを意識しない。それがチームの合言葉だった。

 東北学院のエース伊東大夢(ひろむ)君(3年)には前日に完投した疲れが残っていた。8強入りという過去最高成績はもう塗り替えている。すでに新しい景色だ。だからこそ、「いつも通りに」。そう不安を打ち消した。

 だが、三回に失策が重なり2点を失う苦しい展開。連戦の疲れは明らかで、そこを見抜かれて、甘い直球を狙い打ちされた。今大会、2桁安打を許したのは初めてだ。

 それでも焦らない。今大会の6試合のうち5試合で、相手に先行を許していた。エースとして、4番として、苦しい場面を切り抜け続けてきた自負があった。

 五回、同点に追いついた後、1死満塁で2点勝ち越しとなる適時二塁打を放つ。まずは打撃で勝負強さを見せた。

 そして、3点差に詰め寄られた後の七回、暴投で2死三塁のピンチ。この試合、2安打を許していた相手中軸の打者から空振り三振を奪った。いつもは冷静な表情を崩さないのに、この時は思わずマウンドでガッツポーズが出た。

 「冷静に」「楽しく」。みんなが声を掛け合っていた。

 前日の準決勝。勝ち切れた安心感から、試合直後に涙があふれた。

 だが、この日は笑顔がはじけた。小学生からの夢だった甲子園に手が届いた。最後の打者を打ち取り、マウンドに駆け寄ってきた捕手の加藤翔也君(3年)に飛び上がって抱きついた。

 試合後には、「苦しい時もあきらめず、最後まで戦い抜くことができた。いい結果を仲間が導いてくれた」と振り返った。そして、「甲子園で活躍する姿を見せて、お世話になった人に恩返ししたい」(近藤咲子)

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