きょう準々決勝 全国高校野球埼玉大会
第103回全国高校野球選手権埼玉大会は24日、県営大宮、レジスタ大宮の両球場で準々決勝4試合が行われる。浦和学院、昌平、春日部共栄、立教新座のシード4校、一昨年準優勝の山村学園、星野、公立の川口と松山が勝ち残っている。好ゲームが多かった5回戦に続き、熱戦が期待される。(黒田早織)
◇
浦和学院はここまでの4試合すべてコールド勝ち。エース左腕宮城に加え、遊撃手の吉田匠も先発で好投するなど投手の層が厚い。競った試合でどう戦うかに注目だ。立教新座の打線は2年生の4番金子が軸。2番の白金も力のある打撃で存在感を見せている。
◇
川口は5回戦で滑川総合との接戦を制し、勢いがある。打線は服部、檜木、北村の中軸を中心に4試合で計39安打と堅調だ。山村学園は投手の層が厚く、花咲徳栄との5回戦では6人が継投した。攻撃では、3回戦から毎試合複数安打の佐藤塁に期待がかかる。
◇
春日部共栄は、投手戦となった秀明英光との5回戦で完投したエース高橋を中心に4試合で5失点と守りが堅い。松山は背番号10の佐藤がロースコアの上尾戦で完封し好調。草加に11―10、不動岡に11―8など、接戦をものにしてきた強みがある。
◇
昌平は武南との5回戦で逆転サヨナラ勝ちし、チームの雰囲気はいい。プロ注目の吉野も本塁打と二塁打を放つなど上り調子。星野も5回戦で西武文理にサヨナラ勝ち。3回戦以降は2点差以内で勝っている。エース放生、吉岡、三浦と投手陣も豊富だ。