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7月23日の高校野球 新潟

2021年7月24日04時00分

 第103回全国高校野球選手権新潟大会は23日、ハードオフ・エコスタジアム新潟(新潟市中央区)で準々決勝の残りの2試合があり、4強が出そろった。前々回大会優勝の日本文理は延長十回の末、第2シード関根学園を破った。第3シード新潟明訓は東京学館新潟に逆転勝利した。準決勝2試合は25日に行われる。

 追い込まれても、いつも通りの笑顔だった。

 直前に逆転を許し、1点を追う九回表1死二塁。東京学館新潟の古俣秀(3年)は打席に入ると、一瞬白い歯を見せ笑った。そして真剣な表情でバットを構え、相手投手を見据えた。

 「何が何でも、どんな形でもつなぐ」。4球目の高めの直球に食らいついた。芯で捉えたライナー性の打球は、中堅手のグラブに吸い込まれた。次打者も倒れ、敗退が決まった。

 2年前の夏、1年生で日本文理と甲子園をかけた決勝の舞台に立った。「楽にやれよ」「頼んだぞ」と3年生から声を掛けられた。だが、結果は無安打1失策。チームも3―12で敗れた。自身の実力不足とともに、甲子園への壁の高さを痛感した。

 それからは「自分がチームを甲子園へ連れていく」ことが目標になった。プレー以外の面でもチームを引っ張ることを心がけた。雰囲気が悪くなれば、プレーにも影響が出る。失策をした時には努めて笑顔を絶やさないようにした。追い込まれた時ほど笑い、仲間に声をかけた。

 今夏は攻守の要・3番遊撃手として迎えた。あと一つ勝てば因縁の日本文理戦。この日はシード校・新潟明訓を相手に中盤まで自分たちのペースで試合を進めた。

 だが、勝利を目前にした八回裏、4点を奪われ逆転を許した。ふだんは自然に出ていた「落ち着いて」「バッター集中」の声が少なくなっていた。「平常心のつもりだったが、あの時は追い込まれていたのかも」と振り返る。

 八回途中から登板した高野大地(3年)は試合後、「ピンチの場面では古俣の明るさに支えられた」と感謝した。

 「負けは悔しい。でも、自分がやってきたことは、絶対に間違っていなかった」。古俣は涙を拭い、白い歯を見せた。(小川聡仁)

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