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涙の息子、監督の父は頭をなでた 「すみません言うな」

2021年7月23日14時25分 朝日新聞デジタル

 (22日 高校野球静岡大会 知徳2-9藤枝明誠)

 試合後のベンチ。知徳の初鹿泰聖投手(3年)は、父で監督の文彦さんに声をかけた。

 「守り切れずにすみません」。そう言ってうなだれる息子に、父は「起用した監督が悪いんだ。すみませんとか言うな」と頭をなでた。3年間の記憶がよみがえり、息子の目から涙があふれた。

 小学2年で野球を始めた頃からグラウンドを訪ね、当時部長だった父が指導する様子を見てきた。「知徳で野球をやりたい」。思いを伝えると、父は「来るなら覚悟を決めてこい」と答えた。

 高校入学後、捕手から投手に転向。3年間で球速を約20キロ上げ、スプリットなどの変化球も磨いた。だが、昨秋に肩の骨折、今春には、あばら骨を折るなどけがに苦しんだ。リハビリや調整を重ね、何とか最後の夏に間に合わせた。

 今大会最初の登板は七回裏。2―8。あと1点でコールド負けになる大事な場面だったが、春の県大会を制した藤枝明誠打線につかまり、1点を失った。

 試合後、「最後に輝く姿を見せられず、仲間にも父にも申し訳なかった」と悔しさを押し殺した。「お互い良い思い出はあまりない気がする。3年間で人間的に成長したのがうれしい」。文彦さんは目を細めた。

 大学でも野球を続けるつもりだ。「父にも仲間にも成長した姿を見せたい」(黒田壮吉)

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