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7月22日の高校野球 茨城

2021年7月23日04時00分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権茨城大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は22日、ノーブルホームスタジアム水戸など2球場で準々決勝4試合があり、4強が出そろった。

 常総学院は土浦日大に6―5で競り勝った。40年ぶり8強の水戸一は鹿島学園に2―5で敗れた。石岡一と水戸商の公立校対決は石岡一に軍配。水城は藤代との投手戦を制した。

 23日の休養日をはさんで、24日はノーブルホームスタジアム水戸で準決勝2試合がある。第1試合は常総学院―水城、第2試合は石岡一―鹿島学園。

     ◇

 打たれても、ミスが出ても、表情を崩さない。

 水戸一のエース石井陽向(ひゅうが)投手(3年)は、主将の堺堀史也君(3年)のミットをめがけて淡々と投げ切った。40年ぶりのベスト8の舞台でも変わらなかった。

 不安定な立ち上がりだった。先頭打者から連続四球。「相手を探ろうと、受け身になった」

 ただ、ここで一気に崩れないのが、今年の水戸一の強さだ。離塁が大きい二塁走者を堺堀君が見逃さず、牽制(けんせい)でアウトに。適時打は浴びたものの、最少失点で食い止めた。

 その後は、鹿島学園の薮野哲也投手(3年)との投げ合いが続いた。直球を軸にした配球は、バッテリー間で話したプラン通り。要所では、「低く」という堺堀君のジェスチャーに応え、カットボールで何度も空振りを誘った。

 新チームが発足した昨秋、2人は呼吸を合わせられずに悩んだ。「捕手の意図を理解していなかった」と石井君。どうすれば打ち取れたのか――。試合が終わるたび、コーチと3人で話し合った。

 徹底的な議論を通じて、石井君は「野球の楽しさがわかった」と言う。2点を追加された六回、なおも得点圏に走者を背負った場面で連続三振を奪うと、珍しく右手を握って感情を出した。連打でピンチを招いた七回も、再び連続三振。今度は堺堀君が拳に力を込めて声をあげた。

 堺堀君は「力は出し切れた。この仲間でやってきて良かった」とすがすがしい表情で振り返った。私立の強豪に比べ、練習時間や施設に限りがある中、どうしたら勝ち切れるかを考え続けたチームだった。春の県大会でミスから逆転負けすると、普段の練習から一球の緊張感を意識した声が飛び交うようになった。

 「守りを鍛え、少ない好機をものにする」。全員が意思統一して刻んだ春4強、夏8強の足跡。整列した選手たちを、スタンドの大きな拍手が包んだ。

=ひたちなか市民(西崎啓太朗、久保田一道)

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