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7月22日の高校野球 大阪

2021年7月23日04時00分

 第103回全国高校野球選手権大阪大会6日目の22日、2回戦19試合があった。東海大大阪仰星は九回2死から追いつき、大阪産大付との延長十一回の激戦をサヨナラで制した。成城―香里丘は23日に順延となり一部日程が変更され、同日は2、3回戦計17試合がある。

     ◇

(22日、高校野球大阪大会 和泉総合6―7美原)

 和泉総合はこの日、13人がメンバー登録をした。主将の加藤舜裕(しゅんすけ)君は唯一の3年生。試合後、額に流れる汗をぬぐいながら相手チームの校歌を聞いた。涙はなかった。仲間とやる野球はやっぱり楽しかった。

 一昨年の秋、3年生が引退した後、数人いた先輩と同期2人が相次いで練習にこなくなった。残ったのは1年生の加藤君ひとり。

 授業が終わりグラウンドに向かうと、顧問4人が加藤君の練習の相手をしてくれた。ひたすら黙々とノックを受ける日々。

 最初はありがたいと感じていたが、1人で続ける練習は面白くなかった。1人で続けるプレッシャーも感じた。心が折れた。その年の冬にはグラウンドから足が遠のいた。

 中津由雅(ゆうま)監督(26)は「このままあきらめず、戻ってきてほしかった」。翌春に新入生を勧誘し、数人が入部した。「野球したい1年が入ってきたぞ。戻らないか」と加藤君を誘った。

 数カ月ぶりに練習に戻った。やっぱり仲間との野球は楽しかった。つらい練習も耐えられた。先輩としての自覚も芽生えた。

 最後の夏、掲げた目標は1勝。加藤君はこの試合、3打席目まではすべて凡退。「このままじゃあかん」。5点を追う七回表1死一塁、待っていたアウトコースの球を振り抜き、左前に運んだ。山本雷太君(2年)の適時打で生還し、ベンチ前にいた部員とハイタッチした。

 終盤に1点差まで迫ったが、勝利にはあと一歩及ばなかった。中津監督は「一人になっても野球に向き合い続けてくれた。最後はこの子のために勝たせてやりたかった」と涙ぐんだ。

 加藤君は「最後まで諦めずやりきりました」。そう言って笑顔を見せた。(甲斐江里子)

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