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智弁学園のスラッガー、快足覚醒 体絞って打撃も復調

2021年7月22日16時01分 朝日新聞デジタル

 (22日、高校野球奈良大会 智弁学園10―0香芝)

 全国屈指の強打者がこの夏、「足」で目立っている。

 1年夏に4番打者として甲子園に出場し、高校通算35本塁打を積み上げた智弁学園(奈良)の前川右京(3年)。

 奈良大会初戦となった西和清陵との2回戦で2盗塁して勝利に貢献すると、22日の香芝との3回戦でも、さっそく走った。

 1番左翼で先発して一回に四球を選んだ直後。大きなリードで相手左腕を揺さぶる。2ボールから、牽制(けんせい)球に飛び出してしまったが、そのまま走りきって二塁を陥れた(記録は盗塁)。

 二回の第2打席は、強烈なライナーで一塁手のグラブをはじき、ボールがフェンス沿いを転々とする間に一気に三塁へ。第3打席は左中間へ二塁打を放った。

 打って走って、五回コールド勝ちの立役者となり、にんまりと笑って言った。

 「じつは僕、足が速くなったんです。体が絞れて軽くなりました」

 身長は177センチ。今春の選抜時に90キロあった体重は84キロになったという。夏にかけての走り込みで、「自然とダイエットに成功した」と笑う。50メートル走のタイムは計っていないが、本人の体感は「6秒前半くらい」。「右京の足は間違いなく速くなった」と小坂将商(まさあき)監督。「足が使えるのはチームとしても攻撃の幅が広がる」とうなずく。

 この軽量化は、思わぬ効果も生んだ。「体に切れが出て、いい感じでバットが振れるようになった」と前川。選抜時はスランプに陥っており、3試合で10打数2安打2打点。好機で凡退して敗れた準々決勝の明豊(大分)戦後は号泣した。

 あれから約4カ月、体の変化とともに本来の打撃を取り戻しつつある。

 今大会はまだ本塁打こそ出ていないが、2試合で計4打数3安打3打点。右へ左へ広角に打ち分ける。

 「あんな悔しい思いは、もうしたくない。あの舞台でやり返したい」

 雪辱の甲子園へ。少しスリムになったスラッガーは、駆け回る。(山口裕起)

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