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左利きの急造捕手、三盗を刺す 阪神・梅野捕手を手本に

2021年7月22日15時19分

 (21日 高校野球京都大会 塔南8-1京都海洋)

 「また走ってくるな」。五回表、2死一、二塁のピンチ。京都海洋の左利きの捕手、藤原希光(みちあき)君は、二盗を決めた後、三塁を狙うかのような大きなリードを取る、塔南の広村明星(めいせい)君の動きを警戒していた。

 打席には右打者の西村蓮君。初球から走ってきた。「よし、きた」。捕球後、素早く三塁方向に体を切り返し送球。ベース付近に正確に投げ、タッチアウトでチェンジ。「ナイスサード!」。ベンチに戻りながら、右手にはめたミットを突き出し、三塁手の西村大和君に声をかけた。

 捕手としては珍しい左利きだ。今年3月までは、投手や一塁手をしていた。「キャッチャーは、遊びでやったことがあるかないかくらい」。だが、正捕手が退部。遠投93メートルの強肩、藤原君に白羽の矢が立った。

 まずは、左利き用の捕手ミットを特注することから始めた。変化球やショートバウンドの取り方は、練習するうちに慣れた。難しかったのは、三塁への送球だ。右利きの捕手よりも、大きく体を三塁方向に向けなければ送球ができない。

 相手チームに、この弱点を狙われたこともある。「キャッチャー左や。全員三盗でいこうか」。練習試合では、相手のベンチからそんなヤジが飛んだ。だがこれが、藤原君の闘志に火を付けた。

 1日100回ほど、投球を捕ってからすぐに、三塁に投げる練習を重ねた。プロ野球の阪神・梅野隆太郎捕手の一塁牽制(けんせい)を、動画で見て研究した。「これを三盗と思ってやればいいのかな」

 この日、積極的な走塁が光る塔南に、三、四、五回と二盗を決められた。だが、五回は三盗を阻んだ。藤原君は「送球は低かったんですけど、素早くできたのがよかった。左利きでも捕手ができることを、少しは証明できた」と力を込めた。今後は野球を続けるかまだわからない。「もし捕手がいなかったら、また僕がやります」(吉村駿)

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