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同点ソロに逆転サヨナラ3ラン 福江・杉浦が劇的2HR

2021年7月22日14時41分

 (21日、高校野球愛知大会 福江6-5名経大市邨)

 福江の4番杉浦陸選手(2年)が、劇的な2打席連続本塁打を放った。

 2点を勝ち越された直後の延長十一回裏1死一、二塁だった。打席からふと味方ベンチを見ると、泣いている仲間の姿が見えた。「でも、打てる自信がありました」。名経大市邨のエース武田玲央投手(3年)の直球を振り抜くと、打球は左翼席へ。起死回生の逆転サヨナラ3ランで、チームを2010年以来の4回戦に導いた。

 1点を追う九回裏にも、2死走者なしから、左翼へ同点ソロ本塁打を放ち、敗色ムードが漂うベンチのムードを一変させた杉浦選手。実は公式戦で本塁打を打ったことがなかった。ダイヤモンドを一周しながら「寒気がした」という。

 とはいえ、周囲が思うような「奇跡」とは思っていない。1年生のときは、打席で緊張して足が震え、思うように打てなかった。その反省を胸に、練習や公式戦で「打てる自信」を培ってきた。

 打撃練習では、左腕の藤井真仁投手(3年)ら先輩たちの「生きた球」をひたすら打った。この日、同じ左腕の武田投手から2発を放ったのも練習のたまものだ。

 杉浦選手は「追い込まれていた中で自分の力を出せた。次の試合はもっと強いチームが相手。守りからリズムをつかんで打ち勝ちたい」と意気込んだ。(嶋田圭一郎)

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