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7月21日の高校野球 佐賀

2021年7月22日04時00分 朝日新聞デジタル

 佐賀大会(朝日新聞社・県高野連主催)は21日、準々決勝2試合があり、第3シードの佐賀北が三養基に九回サヨナラ勝ちし、唐津商が伊万里に勝って、それぞれ4強進出を決めた。準決勝は23日、さがみどりの森球場で東明館と唐津商、佐賀商と佐賀北がそれぞれ対戦する。

     ◇

 打ったのは試合開始直後、初球の直球だった。打球は一、二塁間を抜けて右前に転がり、ベンチやスタンドが沸いた。

 伊万里の遊撃手、松尾祐志(3年)はチームのリードオフマンとして、積極的な打撃スタイルでチームに勢いをつけてきた。今大会の3回戦までに13打数5安打2打点。この日の第1打席も「いい球がきたら全部行こう」と臨んだという。出塁後、三塁まで進塁。得点には至らなかったが、チームは盛り上がり、続く二回にはチームメートが本塁打を放ち先取点を挙げた。

 野球を始めた小学生の頃から甲子園があこがれだった。2人の兄はそれぞれ甲子園に出場。応援で初めて甲子園に行き、熱気ある声援に圧倒されるとともに「自分もこの舞台で活躍したい」と思ってきたという。その舞台に、あと三つ勝てば届く所まで来ていた。

 だが、同点で迎えた四回、2死満塁の好機で立った打席は、鋭い打球を放ちながらも、二直に倒れ、その裏の守備では失策でピンチを広げてしまい失点につながった。チームは五、七回と得点し粘ったが、松尾のバットから快音は響かなかった。

 3点を追う九回、2死一塁で打席に立った打者に、仲間と一緒にベンチから声援を送った。しかし、空振り三振で試合終了。涙をこらえて整列に向かった。あいさつを終えてベンチに戻る時、涙があふれ出た。

 「甲子園で兄2人が打てなかったヒットを打つ目標はかなわなかった」。それでも、涙が乾いた後は「次の目標達成に向けて切り替えます」と話した。=敬称略(大村久)

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