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7月21日の高校野球 山口

2021年7月22日04時00分 朝日新聞デジタル

 山口大会は21日、2回戦4試合と3回戦4試合があった。夏の厳しい日差しの下、8強のうち4校が決まった。いずれもシード校で昨秋の県大会で優勝した桜ケ丘と、徳山は初戦で姿を消した。

     ◇

 試合開始直後の2球目、球場に快音が響いた。宇部工の小森航大郎主将(3年)が放った打球は放物線を描き、先頭打者本塁打に。この試合、小森君は3安打2打点。守備では遊撃手として随所に好プレーを見せ、主将として攻守でチームを引っ張った。

 初めてボールを握ったのは2歳の頃。5歳のとき、2009年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝でイチロー選手の決勝打に心を奪われた。この日から夢はプロ野球選手に。小学校に入ると、すぐに野球を始めた。

 私立校に行くかどうか、迷っていた中学3年の時、宇部工の練習を見に行った。「けんかするくらいの気迫」で一球にくらいつく先輩の姿に、「私立の寮生に負けないくらいここで練習する」と決めた。

 自宅から宇部工までは列車と自転車を乗り継ぎ1時間半。朝は始発で向かい、夜は午後10時半までグラウンドに残って仲間とティーバッティングを繰り返した。帰宅後はダンベルを持って風呂に入り、浴槽の中で筋トレ。寝言でもチームメートの名前を呼ぶなど野球漬けの日々を送った。

 そんな姿を、チームメートの誰もが認める。右翼手の新城虎琉(たける)君(3年)は「小森ほどチームのことを考えている人はいない。小森がいなかったら今の自分はいない」。中堅手の斉藤翔和(とわ)君(3年)は「甲子園に行って、プロになるという小森の夢に近づけてあげることが目標だった」と話す。

 序盤のリードを守れず甲子園への道は絶たれたが、1回戦からの3試合で11打数10安打。この秋、プロ志望届を提出するつもりだ。「世界一のショートになって、小さい子に野球ってすごいって思ってもらいたい」。夢への挑戦は続く。(寺島笑花)

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