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2年前Vの霞ケ浦「もう一度甲子園に」 最後は気持ちで

2021年7月21日14時59分 朝日新聞デジタル

 (20日、高校野球茨城大会 土浦日大2-1霞ケ浦)

 もう一度、あの舞台に立ちたかった。

 九回表。霞ケ浦の先頭打者は、4番打者の宮崎莉汰(れいた)君(3年)だった。

 「打てる球は全部打とう」。狙い球はない。変化球がストライクゾーンに入ってくる。なりふり構わずたたいた。センター前に落ちるのが見え、思わず声が出た。「よっしゃー!」

 1年生の時、霞ケ浦は茨城大会で優勝。阪神甲子園球場のグラウンドに立った。1回戦の履正社戦。宮崎君は一塁手として先発出場した。

 しかし、失策を記録してすぐに交代を告げられた。打席には立てなかった。チームは1回戦で敗退。「甲子園にもう一度行きたい、という気持ちでは誰にも負けない」。先輩がしてくれたように、今度は自分が後輩を連れて行く。そう誓って練習を重ねてきた。

 昨年は新型コロナの影響で茨城大会は中止となった。県独自の大会は開かれたが、甲子園にはつながっていなかった。

 霞ケ浦打線は三回からマウンドに上がった土浦日大のエースを打ちあぐねた。宮崎君も九回の打席まで無安打だった。

 最後の打席に、ヒットを打ててほっとした。「気持ちでくらいついたヒット」と振り返った。

 その後、同点の好機を作ったが後続が打ち取られ、試合は終わった。

 甲子園にもう一度行くという夢はかなわなかった。

 「悔いはありません。頑張ってきたことを出し切ったから」。目に涙をたたえて、ほほえんだ。

=Jスタ土浦(伊藤良渓)

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