スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

高校野球育成功労賞に福森正文さん 三重

2021年7月21日09時00分 朝日新聞デジタル

 高校野球の育成と発展に尽くした指導者に日本高校野球連盟と朝日新聞社が贈る「育成功労賞」に三重県内から、神戸高校や津東高校など5校で監督を務めた福森正文さん(67)が選ばれた。「野球を通して人間を育てること」を目標に、38年間高校野球の指導に携わってきた。

 三重県伊賀市出身。1973年から3年間、県庁の野球部で投手として活躍した。その後は実習教員となり、高校野球の指導者の道へ進んだ。

 数ある練習の中で、ノック練習には特に力を入れてきた。正面に打たず、あえて捕れるか捕れないか微妙なところに球を落とす。粘り強さを身につけてほしいという思いから、一度始めると、1時間でも2時間でも球を捕れるようになるまでノックを続けた。

 3校目となる四日市西高校で指導していたとき、野球経験のない生徒が入部してきたことがあった。どこにノックを打ってもぽろぽろと球を落とす。「ボールに飛びつけ」「前へ出ろ」と厳しく声をかけ続けた。

 その生徒は3年生で三塁手のレギュラーとなり、ノーエラーで引退した。「何物にも代えがたいうれしさだった。負けん気や情熱を育てるのが指導者の仕事だと感じた」と振り返る。

 16年間勤務した神戸高校では、野球だけではなく、掃除やあいさつ、勉強の指導にも力を入れた。あまりの厳しさに部員がいっぺんに10人ほど辞めたこともあった。だが、「野球を一生懸命して身につけた粘り強さは、必ず将来にいきる」と信じ、貫き通した。

 厳しい指導に耐え抜いた部員たちは、秋の県大会でベスト8入り。引退後はほとんどが国立大学へ進学するなど、野球でも勉強でも結果を残した。そんな文武両道の姿勢が評価され、2003年春の選抜大会の21世紀枠で東海地区の推薦校に選ばれた。

 津東高校での勤務を最後に14年春に退職したが、今も地元テレビ局の野球解説者として球場に足を運ぶ。「プレーを見ていると、子どもたちが一球に込めた気持ちが伝わるときがある。その瞬間が楽しい」(岡田真実)

     ◇

 三重県高校野球連盟が10年以上高校野球に携わった人に贈る「永年功労賞」には12人が決まった。受賞者は次の皆さん。(敬称略、カッコ内は現在勤務する学校)

 ■指導者の部・硬式

 【40年】佐竹真一(白山)

 【30年】大西宏樹(相可)▽西塚達也(桑名)▽伊藤康則(川越)

 【20年】中西史一(桑名西)▽三輪進(相可)▽逵兼一郎(相可)

 【10年】大丸薫(津)

 ■審判部

 【20年】木戸雄也▽窪田光敏▽小林秀徳

 【10年】松本美智也

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ