7月19日の高校野球 島根
2021年7月20日04時00分 朝日新聞デジタル
第103回全国高校野球選手権島根大会は19日、出雲市と松江市の2球場で2回戦計4試合があった。昨夏の独自大会優勝校の益田東を相手に、松江西が接戦を演じた。20日の休養日を挟み、21日からは3回戦が始まり、一般観客も入場可能になる。
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三回表、1死二塁。出雲西の天野陽太君(3年)は、狙っていた直球を左前へ運び、試合の流れをつかむ2点目をあげた。
今大会、2試合で計6安打。最後の大会で集中力が高まっているといい、「強く低く打つことを意識している。自分でもびっくりしています」。161センチ、56キロと小柄だが、全身を使ってバットを振ることを意識し、パンチ力もある。
守備でも1年生の秋から二塁手を任される中心選手で、メンバーに下級生の多い出雲西で、3年生のレギュラーとして試合を引っ張る。
この日も、1年次から一緒に二遊間を守る安井和樹主将(3年)と2人で内外野へと指示を出し、チームの守備を支え続けた。七回裏の1死二、三塁の場面でも「思いっきりやるよ」と後輩へ声をかけ、ピンチを切り抜けた。
「目標はもちろん甲子園。次も一戦一戦全力で戦います」(榊原織和)