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7月18日の高校野球 広島

2021年7月19日04時00分 朝日新聞デジタル

 広島大会は18日、5球場で2回戦6試合があった。今春の選抜出場校、広島新庄は同点で迎えた四回、3長短打や足を絡めた攻撃などで5点勝ち越し、舟入に7回コールド勝ちして初戦を突破した。9年ぶりの優勝をめざす広島工は、一回に山部の3打席連続安打を含む13安打で22得点を挙げる猛攻で、福山商を下した。広島城北は九回、捕逸で三原にサヨナラ勝ち。高陽東は追い上げる三次をかわした。

 一方、雨天のため、5球場で5試合が中止となり、3試合が19日に鶴岡一人記念球場とエブリイ福山市民球場で、2試合が20日に東広島アクアスタジアムで行われる。

     ◇

 同点から3点勝ち越しを許した後の五回表。1―4。三次の背番号「1」が地元球場のマウンドに上がった。

 今田優輝君(3年)は、闘志を燃やしていた。「絶対に0で抑えて、自分が流れをつくる」。最初の打者を内野ゴロに打ちとり、3番打者からは得意のシュートで三振を奪った。

 七回まで3イニングを投げ、被安打2、無失点の好投。勢いづいたチームは、その裏の攻撃で2点を返し、1点差に迫った。だが、相手は昨夏の独自大会で4強入りした高陽東。八回に再び引き離され、3―6で惜しくも敗れた。

 今田君は、あふれ出る涙を右腕でぬぐった。悔し涙を流す仲間と肩を寄せ合いベンチに戻った。

 夏の初戦。今田君はぶっつけ本番で臨んだ。大きなけがをしたことはなかったが、6月に右ひじが痛んで投げられなくなった。「ここでか……」。高校に入って一番落ち込んだ。

 励みになったのは、大好きなカープの選手たち。投げられない間は、YouTubeで森下暢仁投手の投球フォームを学んだ。今季、右足のけがから復帰した大瀬良大地投手の姿に「自分も頑張ろう」と勇気づけられた。

 今田君は1年時から球速を20キロもアップさせるなど、コツコツと努力してきた。監督も仲間も信頼を寄せる。背番号1はその証しだ。緊迫した場面での登板も「落ち着いて投げることができた」。けがのブランクを感じさせなかった。

 三次は6人の投手で継投した。今田君以外は全員2年生だ。「よく頑張ってくれた。今日の悔しさをバネに、来年勝ってほしい」。最後に意地をみせたエースは、後輩に夢を託した。(三宅梨紗子)

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