スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

7月18日の高校野球 岐阜

2021年7月19日04時00分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権岐阜大会(岐阜県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は18日、4球場で3回戦8試合があった。岐阜第一、岐阜工、県岐阜商のシード3校は4回戦に勝ち進んだ。初戦で第1シードの中京を破った多治見工は、岐阜各務野にコールド負けを喫した。大会は22日に再開し、3回戦の残り8試合を予定している。

     ◇

 八回裏、走者を一塁に置き、羽島北の主将でエースの小木曽翔太投手(3年)に打順が回ってきた。

 0―6と益田清風にリードを許していた。マウンドでは、得意の変化球が決まらず、それまで四死球を七つ与える投球をしていた。

 自分のせいで点をとられたから、少しでも点差を縮めたい――。「つなげる意識」で、真ん中高めの直球にバットを合わせると打球は右翼へ。初得点を呼び込む適時二塁打となった。後続の打者がつなぎ、自身も本塁にかえってきた。自信を取り戻し、九回には三振も奪った。

 甲子園のマウンドに立つ投手の姿に憧れ、中学生のころ、自主的に投球練習を始めた。高校入学後、初めて背番号1をつけた昨秋の県大会で、岐阜第一に大敗した。悔しさを胸に、冬はウェートトレーニングに力を入れ、体重を5キロ増やした。

 待ち望んだ春の大会の2週間前、練習試合中にボールが頭部に直撃した。脳挫傷と診断され、出場できないまま地区予選敗退となった。

 1カ月後、部に復帰したが、球速が10キロ以上落ちた。「もうエースには戻れないんじゃないか」。そんな不安を、必死に練習することで解消していった。

 この日、九回に追加点は奪えず敗れた。「長良川球場という大舞台への緊張感からテンパってしまっていた。全然だめだった」と試合後に振り返った。

 今大会は初戦の岐南工戦と合わせ、2試合を1人で投げ切った。「勝ちたかった」という思いはあるが、後悔はない。「自分のできる練習は全部してきた。きょうも全力で投げて全力で打ったので」。涙はみせずにそう話した。(佐藤瑞季)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ