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7月17日の高校野球 山形

2021年7月18日04時00分

 第103回全国高校野球選手権山形大会は17日、県野球場で準々決勝の2試合があった。東海大山形は7回コールドで山形城北を、鶴岡東は山形中央をくだした。勝った2校は22日の準決勝でぶつかる。18日にも準々決勝の2試合が予定されている。

     ◇

 緊張で、朝は何も食べられる気がしなかった。でも、今日も猛暑の予報だ。山形城北の中村成良主将(3年)は、梅やわかめのおにぎり3個を、無理やり腹に詰め込んで来た。

 試合開始は午前10時。5分で出番は回ってきた。一回表、2死。打席に立つと、空に白い入道雲がわき上がっていた。緊張が吹き飛んだ。待ちこがれた夏の大会だ。「試合を楽しもう」。そう思えた。5球目を振り抜き、右前へとはじき返す。チームの先頭を切って出塁した。

 宮城県出身。甲子園を目指せる学校として山形城北を選んだ。1年から夏のベンチ入りを期待したが選ばれず、発表の場で大泣きしてしまった。増井文夫監督は「夏への思いは学年で一番だった」と振り返る。

 2年では、新型コロナ禍のせいで、大会が中止に。また、夏への道が絶たれた。発表のあった5月20日は17歳の誕生日だった。その夜は眠れず、寮の前で千回素振りをしたが、少しも気持ちは晴れなかった。

 三度目の正直の夏。チームは好発進した。初戦では第1シードの酒田南を破った。次戦の米沢工は無安打に抑えた。乱打戦に持ち込むつもりで挑んだ準々決勝だったが、8点を取られ、奪えたのは1点だった。

 試合後、相手の東海大山形・的場北斗主将(3年)のもとへ駆け寄った。

 「絶対勝てよ」

 「おう!」

 夏への思いは勝者に託した。球場を後にすると、セミの鳴き声が聞こえた。(福岡龍一郎)

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