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7月17日の高校野球 広島

2021年7月18日04時00分 朝日新聞デジタル

 広島大会は17日、5球場で2回戦11試合があった。昨夏の独自大会を含む3連覇がかかる広島商は4投手の継投で呉商を無失点に抑え、7回コールド勝ち。昨夏準優勝の広陵も真鍋の本塁打を含む16安打の猛攻で美鈴が丘を6回コールドで下し、両校とも好発進した。春県4強の尾道は砂田の三塁打3本などでたたみかけ、呉三津田に7回コールド勝ち。同8強の如水館は府中に12安打を許すも、五回、森の3点本塁打で逆転し、接戦をものにした。18日は2回戦11試合が行われる予定。

     ◇

 4点を追う九回裏、2死一、三塁。後がない打席に立った賀茂の二塁手・境屋友介君(3年)は強気だった。「まだあるぞ」。仲間の声に後押しされ、狙っていた初球の直球を右翼へ運んだ。三塁走者が生還し、点差は3に縮まった。

 「九回まで何が起きるか分からない。最後まで明るくやろう」。試合前のミーティングでそう決めて、みんなで臨んだ初戦。約束通り、九回裏に執念をみせたが、チームはあと一本が出ず、敗れた。

 主将として仲間を引っ張ってきた境屋君には、勝利を届けたい人がいた。四つ下の弟(13)だ。

 弟は5月から原因不明の腹痛に苦しみ、病院で療養している。コロナ禍で、境屋君は約2カ月半、弟と会うことができていない。

 境屋君が小学生のときから、母と一緒に試合を見に来てくれた弟は、闘病中も最後の夏に挑む兄のことを気にかけていた。「僕はいいから、お兄ちゃんの試合に行って」と母に伝えていたという。回復に向かっていて、勝ち進めば球場に応援に来るつもりだったが、かなわなかった。

 試合後、境屋君は目に浮かべた涙を流すのをぐっとこらえた。真っ赤な顔で大粒の涙をこぼす後輩を気遣い、肩をポンとたたいた。 境屋君は、大学でも野球を続けるつもりだ。「次こそは、弟に活躍して勝ったところをみせたい」。新たな目標ができた。(三宅梨紗子)

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