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車イスを使うマネジャーが笑った スコアに書いた「●」

2021年7月16日15時11分 朝日新聞デジタル

 (15日 高校野球岡山大会 林野1-3倉敷南)

 八回裏。林野と一進一退の攻防を続けていた倉敷南に待望の勝ち越し点が入った。さらに適時打でもう1点。記録員として夏のベンチに初めて入ったマネジャーの大西咲希(さき)さん(3年)は、戻ってきた選手を拍手で迎えた。スコアブックに得点を指す「●」を書き込むと、うれしくて笑った。

 テニス部員だった中学2年のとき、右足の甲を疲労骨折。3回の手術を乗り越えたが、歩くには松葉杖が、長距離の移動は車イスが必要になった。

 阪神ファンの祖父の影響で野球が好きになり、小4の時には「高校野球のマネジャーになろう」と決めていた。

 週2回の通院などリハビリを続けながら倉敷南野球部に加わった。ルールブックを毎晩読み込み、スコアの付け方を覚えた。その姿を見守る母は「めっちゃガッツがあってポジティブ」と娘の熱意に舌を巻いた。

 練習試合で遠出する際は、同級生に車イスを押してもらう。重い荷物は一緒に持ってもらう。「本当にありがたい。でも自分にできる仕事で選手を支えることも意識した」。朝練では外野ノックの球をテンポよく監督に渡し、試合前には手作りの千羽鶴やお守りを作ってメンバーの背中を押した。この日は逆転で初戦突破。チームへの思いが実った。

 次戦は記録員をもう一人の3年生マネジャーと交代し、スタンドから応援する。「支え合いが私たちの強み。メガホンをたたいて、緊張を和らげたい」(中村建太)

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