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7月15日の高校野球 愛媛

2021年7月16日04時00分

 第103回全国高校野球選手権愛媛大会は15日、2回戦3試合があり、シードの聖カタリナ、新田、松山商がそろって初戦を突破した。西条市ひうち球場の西条―宇和は雨のため、今治市営球場の新居浜高専―丹原は雷のため試合途中でノーゲームになり、16日に順延された。以降の日程は1日ずつ延び、決勝は27日の予定。20日の休養日は変わらない。

     ◇

 打撃の手本は、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、バリー・ボンズ(元ジャイアンツ)――。手堅い守りのイメージがある伝統校・今治西はこの冬、「メジャーリーガー打法」を取り入れ、超攻撃型のチームに生まれ変わった。

 「今からですか」

 年が明けてすぐの練習で、1番打者、月岡春翔(はるか)選手(3年)は耳を疑った。仙波秀知監督が「全員の打撃をゼロから作り直す」と告げたからだ。

 秋の愛媛県大会1回戦、聖カタリナの桜井頼之介投手(3年)を打ち崩せなかった。めざす「甲子園での勝利」のため、手でさばくような打撃をやめ、「下半身から上半身に力が伝わり、バットがついてくる」(仙波監督)という、メジャー流に切り替えた。

 冬は基礎を固める大事な時期。そんな時に、今まで重視してきたトス打撃も、ティー打撃もやめた。動画を見るだけの日もあった。

 新しい打法に、当初はなじめなかった。「前の打ち方に戻したい」と、監督に直訴したこともある。

 考えを変えたのは春の県大会。クリスチャン・イエリッチ(ブルワーズ)のタイミングの取り方を参考に打席に立った。安打が増えた。準々決勝では、強豪・済美相手に4安打。チームは計15安打を放ち、4強入りした。

 自信を胸に、新田戦を迎えた。一回、先頭打者としていきなり安打。後続の適時打で本塁にかえり、先制した。「うれしい形。流れが作れると思った」

 2点を追う九回も、自信は揺るがなかった。「絶対打つ」。この日3本目の安打で出塁した。後続を断たれ、試合には敗れたが、チームは計12安打。「打の今西」を印象づけた。

 「今では監督の決断が正しかったと思う。後輩たちには打力ときめ細かさを大事に、甲子園で勝ってほしい」。メジャー流で作る、新たな伝統が始まった。(照井琢見)

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