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7月15日の高校野球 山梨

2021年7月16日04時00分 朝日新聞デジタル

 第2試合の序盤で雨。一時中断したが、その後は夏の日差しに恵まれた。この日、3校がシード校の実力を発揮し、一足先に8強入りを果たした。対戦校はシード校の壁を崩そうと、これまでやってきた練習を信じて、最後まで食らいついた。

     ◇

 五回裏で二死までこぎつけたが、4番打者のひと振りで白球は右方向へ鋭くはじき返され、二塁走者が生還し、10点差。甲府東のコールド負けが決まった。

 同時に小林幸彦監督(59)の監督人生も一区切りを迎えた。来春の定年退職を前に、今大会で監督を退く。試合後、「試合で負けたが、今日の悔しさを勉強にぶつけて自分の進路で負けないでほしい」と選手にエールを送った。

 「ベスト8に入って監督に恩返ししよう」。有泉竣介主将(3年)はこう言ってチームをまとめてきた。

 最後に準々決勝に進んだのは1981年。4強入りすれば40年ぶりの快挙となる。しかも小林監督は1期生のOB。選手らは思いを強くした。

 初戦はコールド勝ちしたが、この日の相手は甲府工。強豪校で、厳しい試合になることは分かっていた。一回が終わると、開始前から降っていた雨が強くなり、約2時間中断した。2点差だったが、「まだ全然追いつけるぞ」。有泉主将は選手らに声をかけた。

 再開後の二回2死満塁、捕手の有泉主将が先発の小泉拓也投手(3年)に駆け寄り、「ミットに思い切り投げ込め」。だが、満塁本塁打を浴びるなどこの回6失点。継投した延原太一投手(3年)らも意地をみせたが、及ばなかった。

 「3年生が最後までよく頑張ってくれた」と小林監督は選手をたたえる。甲府城西などで監督を務めた後、部員数が少なくなった母校をなんとかしてほしいという要望がOBらからあり、2015年に母校に帰ってきた。

 監督として高校野球に携わったのは約30年。「教員としてまだ学校にはいるので、指導者として練習は見に行くが、寂しさはありますね」と語る。

 有泉主将は「あいさつや礼儀など人として大事なことを教わった」と振り返る。そして「将来は教員になって子どもたちに野球を教えたい」と小林監督の背中を追う。(玉木祥子)

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