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7月14日の高校野球 熊本

2021年7月15日04時00分 朝日新聞デジタル

 「朝から晩まで野球のことを考えた。一生の仲間と最高の思い出ができた」。この日で「夏」が終わったある主将は言った。大会は14日、1回戦のすべての試合が終了。敗れたチームの選手はそれぞれの思いで球場を後にし、勝ち進んだチームは次のステージを見据えた。

     ◇

 リブワーク藤崎台での第3試合。熊本高専八代側のスタンド最前列で、藤井基主将(3年)の母親友美さん(43)はスコアブックをひざの上に置き、試合を見守った。スコアは息子が中学生の時からつけている。

 友美さんが茨城県で通った高校時代の母校は野球部が強かった。マネジャーなどで関わりたかったが一歩を踏み出せなかった。息子が小学3年で「野球部に入りたい」と言い、うれしかった。中学で野球部に入った息子とプレーの話ができるようにと、スコアをつけ始めた。表紙に「基本を忠実に」と書いてある。友美さんと夫が息子につけた名前の由来でもある。

 仕事が休みのときは練習試合でも足を運び、ヒットが打てないと悩むときはスコアを見せて改善策を話し合った。

 この日、途中から捕手を務めた息子は三回裏、ファウルで粘って四球を選び、チーム唯一の出塁をした。友美さんは試合後、「よくくさらずに頑張った」と息子をねぎらった。親子をつないだスコアの記録は6年間で120試合を超え、3冊になった。「夢だったマネジャーの気分を味わわせてくれてありがとう」。笑顔に涙がにじんだ。(屋代良樹)

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