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夏の見どころは 島根大会をうらなう高校野球座談会

2021年7月15日09時00分 朝日新聞デジタル

 夏の甲子園をかけて、39校が戦う第103回全国高校野球選手権島根大会が15日、開幕する。各ゾーンごとの見どころや注目校・選手について、県内の高校野球に詳しい4人に語ってもらった。2年ぶりの島根大会を制するのははたしてどのチームか。(敬称略)

 ■Aゾーン

 山崎 立正大淞南が軸。去年のようなスター選手はいないが、ほとんどの大会で安定した結果を残している。足が速い選手が多いが、それを超える走塁技術の高さ。ゴロゴー(三塁走者が内野ゴロで本塁へ走ること)など打球への反応が速くて正確だ。守備でもカバーリングが徹底されている。そういうところに注目するとおもしろい。

 井上 投手は右の本田がここにきてパワー系で出てきた。エース持田で試合をつくり、球威で勝負したいときは本田となるのでは。

 青木 初戦の立正大淞南対大田戦は注目。大田は重富を中心に打線がいい。重富の前に走者が出るか、重富がチャンスメイクするかが得点の鍵。立正大淞南の安定感ある投手を、一発がある大田打線がどう打ち崩すかが見どころだ。

 若狭 益田東はここ数年強い。戦い方がうまい。

 井上 状況判断の力がある藤波が遊撃手になり、守備が締まった印象がある。捕手の西脇は経験値があり、センターラインがしっかりしている。

 山崎 安来も打線がよく一発がある。

 井上 右打者の藤原駿は秋の県大会で、あわや本塁打の大飛球を放った。エース吉田慎の球は打者の手元で勢いがある。松江農林の野々村も140キロ近い直球を投げられる。

 山崎 野々村の球質はすごくいい。

 井上 松江西の投手は左の川谷と右の吉川だ。

 山崎 松江西は人数が少ないが、この2投手はおもしろい。

 青木 江津の投手もいい。立正大淞南、益田東が一つ抜けているが厳しいゾーンだ。夏は何が起こるかわからない。

■Bゾーン

 山崎 矢上は照喜名と秋田成のスピードにあふれたプレーが魅力的。出塁すればあっという間に得点圏に進む機動力がある。守備は二遊間を守っていて、この2人の攻守に注目だ。

 井上 投手の柘植は体に軸ができ力が出てきた。西川が捕手として伸びている。

 山崎 山本監督、安食部長を中心に家族的なチームの雰囲気もいい。その雰囲気で今までに何度も逆転劇を起こしている。

 青木 出雲商は投手の西村がコントロールよく投げ分ける。初戦の矢上は苦労するかもしれない。大東はやっぱりエースの森山。まっすぐに勢いがあるし、変化球もよくまとまっている。平田は、昨夏の甲子園の交流試合では一塁手だった若林が投手として成長してきた。

 井上 平田は都田、清水も甲子園交流試合を経験している。

 青木 大社は投手の北野に注目。秋は本調子でなかったが、5月の出雲地区大会では本来の投球を取り戻しつつあった。打者注目は清重や出雲地区大会3本塁打の岡本だ。

 山崎 Bゾーンは大社が抜けてくる可能性もある。

 井上 江津工は大ベテランの持田監督と藤原部長の2人で熱く指導している。大東の曽田監督、津和野の桑原監督、出雲農林の森脇監督、平田の植田監督、益田翔陽の石川監督とベテラン監督の多いゾーンだ。

 山崎 采配に注目したい。

■Cゾーン

 山崎 浜田の橋本は投手の総合力では県内ナンバー1。まさに絶対的エースだ。

 井上 左打者の内側に切れ込む変化球には鳥肌が立つ。

 青木 打者はパワー系の岡、そして咲花がいる。

 山崎 山陰大会で投げた1年生の波田が好材料。直球に伸びがある。長丁場の夏の大会は橋本以外の投手の起用法が鍵を握ってくるはずだ。

 井上 島根中央は左右の強打者の浦林と橋口がいい。チームの打力は県上位レベルだ。

 山崎 松江東と隠岐は昨夏の独自大会の再戦となる。互いに闘志を燃やしているはずだ。

 青木 出雲西は左腕の藤原、三成、右腕の高橋と複数の投手に安定感がある。細かい攻撃も得意だ。

 井上 遊撃手の安井は、体は小さいが守備がうまい。

 山崎 松江工は右サイドの小畑が投げるたびによくなっている。キャッチャーの池田は強肩。バッテリーは注目だ。出雲西といい試合になるはずだ。

■Dゾーン

 若狭 石見智翠館は個の力が抜けている。

 井上 1番関山に、迫力が出てきた上(かみ)、中国大会の岡山学芸館戦で本塁打を打った宮本、下位には山崎琢を置いて、打線は全国で勝負できる厚みがある。エースの山崎琢は県内最速レベルの球速と、球威が持ち味。

 山崎 しかし、組み合わせは実力校が次から次へ出てくるため安心はできない。松江北は2年生投手の山本に注目したい。

 井上 開星の切り札になるのは左打者の松田か。春は出場しなかったが潜在能力がある。三刀屋は昨夏3本塁打の松谷が健在。1年生の槙野・高野が食い込み、マークが分散できればいい。

 青木 三刀屋は打線に切れ目がなくパンチ力もある。

 山崎 三刀屋、飯南、松江商はベスト8以上の力がある。松江商は松江地区大会を優勝して勢いがある。投手は石倉、木下で試合をつくって野間で抑える形か。

 青木 飯南のエース藤川は身長があり角度のある球筋で打ちづらい。打線は遠山、石田、三上など強打者ぞろいだ。

 ――コロナ禍の影響は

 山崎 今年はコロナ禍で高いレベルの実戦が不足している。山陰大会や中国大会の意味は重要だった。出場した立正大淞南、浜田はアドバンテージがある。

 井上 山陰内の練習試合が多かったので、例年以上に手の内を知っているチームが多い。

 山崎 ゲーム間隔が空いていて、初戦は波乱があるかもしれない。強豪校でも初戦の入り方は例年以上に難しいのでは。

 井上 3回戦以降、久しぶりに観客が入って浮足だってしまうかもしれない。特に下級生は観客入りは初めてだ。

 山崎 今の3年生こそ一番コロナの影響を受けてきた世代だ。高校野球生活のうち、2年間、我慢してきている。最後にいい夏を迎えてほしい。(聞き手・榊原織和)

 ◆写真撮影時にマスクを外しました。

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