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選抜準優勝の明豊打線を術中に 遅い球使い6回2安打

2021年7月11日16時22分 朝日新聞デジタル

 (11日、高校野球大分大会 明豊3-2大分雄城台)

 大分雄城台の野尻凪冴(なぎさ)投手(3年)の右横手からの緩急をつけた投球がコーナーをつく。積極的な明豊の打者は、早いカウントから打って出て、術中にはまった。春の甲子園を湧かせた明豊打線が六回まで2安打。18アウトのうち10が内外野へのフライだった。

 「本当に打ちづらかった。うちのチームは遅い球が苦手で、苦しめられた」。明豊の幸修也主将(3年)は語った。野尻投手対策として、川崎絢平監督が自ら横手投げで打撃投手を務めたという。しかし、幸主将は「コースもしっかりしていて、実際の球は練習と違いました」。

 小学1年から野球を始めた。中学生になり、試合を自分で作りたいと志願して投手になった。大分雄城台に進んで2年までは、斜め上手から投げていた。

 「横手投げにしてみないか」。昨年、新チームになった際、釘宮啓彰監督から提案された。監督は「右上手投げの投手はあと2人いた。違うタイプの投手が必要だった」と振り返る。

 最初は苦労した。下手投げも試したが、「しっくりきたのが横手だった」という。直球の球速は120キロほど。90キロ前後のカーブと30キロの緩急差がある。「ただ、甘く入ったら打たれる。コントロールの精度を上げました」と語った。

 疲れも見え始めた七回、2死から明豊の下位打線につかまり、マウンドを清田凌央投手(2年)に譲った。帽子のつばに手をやり、悔しそうな表情をにじませながらベンチへ下がった。

 「明豊に勝つことが大きな目標だった。ここまで抑えられるとは思っていなかった。もっと投げて、勝ちたかった」。明豊を追い詰めた立役者は試合後、大粒の涙を流した。(倉富竜太)

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