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群馬の育成功労賞に小林裕二さん 藤岡工の責任教師

2021年7月11日08時53分

 高校野球の発展に尽力した人に日本高校野球連盟と朝日新聞社が贈る「育成功労賞」の今年の受賞者に、群馬県内から藤岡工で責任教師を務める小林裕二さん(61)が選ばれた。

 安中市出身。社会科教諭の傍ら、4校で30年以上、野球部の指導に携わった。選手としては中央(現・中央中等)で4番を打った。3年生の夏は2回戦で高崎商と対戦して敗れたが、この試合では適時打を放ち、本塁への返球で走者を刺した。

 明治大学に進学し、考古学を専攻。野球部に入りたい希望はあったが、同級生から「入学前から入部する選手が決まっているから、入学後は入れない」と言われ、断念。故郷の先輩に誘われ、東京都内の社会人チームで活動した。

 「高校で野球を教えたい」と思い、教員の採用試験に合格。ただ、最初の勤務地は高校ではなく県教育委員会の埋蔵文化財センターだった。3年後、高校としては最初の任地となる松井田に赴任。責任教師と監督を2年ずつ務めた。

 だが、再び埋蔵文化財センター勤務となり、4年間は高校野球の指導から離れた。その間、旧榛名町の軟式野球チームで活動する傍ら、母校の卒業生とラグビーチームを結成。県の教員チームのメンバーに入り、全国大会にも出場した。

 その後、前橋西、高崎北に赴任。ラグビーで肩を痛めたのを機に、正しい体の使い方を意識するようになった。肩やひじの使い方について、専門家の話や書物で学んだ。

 指導するうえで心がけてきたことは二つ。一つは「苦手なことの克服より、得意なことを伸ばす」。苦手なことを無理に克服しようとして、得意なことまで悪くなっては楽しめなくなる、との考えからだ。

 もう一つは「わかりやすく伝えること」。気づいた直後に伝えようとして感情的になってしまった経験から、直後ではなく間を置いて伝えたり、先に選手の言い分を聞いたりすることを心がけるようになった。

 松井田時代から選手と一緒にランニングに取り組んだ。マラソンにも挑戦するようになり、今年3月には42回目のフルマラソン完走を果たした。月に約300キロ走ることもある。

 生徒には「一本に絞ること」は勧めたくないという。「いろんなことに取り組むことで、見えることや気づくことがある」。教育の観点を忘れずに、これからも指導に当たる。(中村瞬)

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