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7月10日の高校野球 岡山

2021年7月11日04時00分 朝日新聞デジタル

 「野球が出来る喜びを全身で表現したい」。そんな選手宣誓とともに、2年分の思いを込めた「夏」が始まった。第103回全国高校野球選手権岡山大会は10日、マスカットスタジアムに参加58校が集い開幕。1回戦2試合があり、瀬戸と倉敷翠松が勝ち上がった。日程が順調に進めば決勝は25日にある。

     ◇

 入部してから、同級生はずっといない。それでも岡山の遠藤大河君(3年)は、高校野球をやりきった。大会初日に倉敷翠松に敗れ、悲願の初戦突破がかなわなかったことは悔いが残る。だが来年、後輩たちがやってくれると信じる。

 「遠藤君を中心に力を合わせる」。2年生が主体のチームはそんな方針で練習を重ねた。この春は瀬戸、岡山朝日を破って予選を勝ち上がり、県大会へ。同校によると11年ぶりの出場で、主将の遠藤君は選手宣誓の大役も務めた。

 唯一の3年生に少しでも長い夏を――。1戦ごとに成長し、手応えを感じて迎えたこの日。先発の遠藤君は三回、逆転の適時打を放つなど投打に奮闘した。だが相手に流れが傾いた四回、一気に9点を失った。

 10点のリードを許し、五回表2死二塁で打席が回ってきた。自分が凡退すれば試合が終わる場面だ。意地で、2球目を中前へはじき返した。一塁で足がつり、治療に向かったが、すぐに笑顔を浮かべながら戻ってきた。

 その裏、二塁に走者を置いて相手に適時打が出て、試合が終わった。試合後は笑顔で整列し、2年生に向かって「緊張したのか実力が出し切れていなかった。もっと自信を持ってプレーすれば、普段の力が出て必ず勝てる」と呼びかけた。

 最後のマウンドにいた重光瑠斗君(2年)は「勝たせてあげられず悔しい。来年の夏に、必ずいい報告をします」と誓いを立てた。(雨宮徹)

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