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7月10日の高校野球 長野

2021年7月11日04時00分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権長野大会(県高野連、朝日新聞社主催)は10日、4球場で3回戦8試合があった。松商学園や岡谷南などのシード勢は全て勝ち進んだ。11日も4球場で3回戦8試合がある予定。

     ◇

 犠打の処理や走塁で、古傷をかばわず走った。岩村田の一塁手、油井祐真(3年)は、1年前に左ひざに大けがを負った。満身創痍(そうい)で出場した上田染谷丘戦。公式戦まで長い道のりだったが、全力でプレーできた時間がうれし過ぎて、笑顔がこぼれていた。

 昨年6月の走塁練習中だった。走者の油井が走る向きを変えたとき、左ひざに鈍い音がして、激痛が走った。一人で歩けなかった。

 前十字靱帯(じんたい)を断裂していた。全治まで1年。様々なアスリートの選手生命を左右することもある大けがだ。再建手術に臨んだが、野球をやめることすら考えた。「練習に行く気分にならない時期もあったと思う」と母・千春さん(44)は振り返る。

 でも次第に、できることがあるんじゃないかと考え始めた。装具を着けて歩かないといけない時も、肩周りや上半身を鍛えた。裏方に回って後輩を補助したり、チームを「敵だと思って」観察し、分かった弱点をミーティングで伝えたりしてきた。

 回復が早まり、復帰できたのは今年4月。チームメートが「一番打てる選手が戻ってきた」と言ってくれたとき、ぐっときた。期待に応えたいと思った。

 長野大会前に調子を落としたが、リハビリの先生や千春さんが「楽しめばいいよ」と言ってくれた。痛みは感じたが、大舞台の熱気は「楽しくて仕方なかった」。

 試合には負けたが、油井は「ここまでよく(ひざが)持ってくれた。ポジティブになれた自分を褒めたい」。目には涙を浮かべたが、達成感でも満ちていた。(高億翔)

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