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「HR打ちたい」と300日計画 思い受け止めた指導者

2021年7月10日15時02分 朝日新聞デジタル

 (9日、高校野球長野大会 茅野・諏訪実・岡谷東2-12松本国際)

 連合チームで茅野から1人で出場した三塁手、清水蒼也(そうや)(3年)には夢がある。「ホームランが打ちたい」。監督と部長の協力を得てひたすら続けてきた本塁打への「300日計画」。9日、その集大成となる試合を迎えた。

 頭にはフルスイングの文字しかなかった。「内角の甘い直球しかない」。四回2死で迎えた清水の打席。初球をうまく左翼線にはじき返した。

 計画の始まりは昨年秋。部員不足の茅野は、連合チームを組まないと試合に出られなくなった。清水だけで部を続けるかどうか、決めるタイミングで来栖昌和監督(34)に自分の夢を打ち明けた。

 「相当きついよ」。念を押されても、ついていくと決めた清水の熱意に、来栖監督だけでなく、荻原直哉部長(27)も全力で付き合うと言ってくれた。打撃投手を務めるために、来栖監督は130キロ、荻原部長も140キロの球速を出すことを目標にした。

 冬場はロングティーなどの傍ら、週5日で筋トレをして体力を作り、春以降、打ち込みを重ねた。ミーティングの様子を配信したり、SNSで3人の練習風景を拡散したりして、自分自身を奮い立たせてきた。

 しかし、心が折れそうになったこともあった。

 「野球部で待ってます」。大会前は毎日、部員募集の放送をした。けれど応募はなかった。筋力の数値が目標を超えても、試合では本塁打が出なかった。

 そんなとき、「自信を持とう」と2人が励ましてくれた。

 この日の試合、チームはコールドで敗れた。清水は安打を放ったものの、「本塁打が出なかった」と悔しさをにじませた。

 そんな清水の思いを来栖監督と荻原部長も受け止める。球速アップの練習をこれからも続けるというのだ。「まだ121キロしか出てないので」と来栖監督。

 「こんどは先生たちの投げる球を、ホームランにしたい」。3人の計画はまだまだ終わらない。(高億翔)

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