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7月9日の高校野球 埼玉

2021年7月10日04時00分

 第103回全国高校野球選手権埼玉大会が9日、埼玉県営大宮球場で開幕した。149チームによる、甲子園を目指す2年ぶりの戦いが始まった。雨で開始が約2時間遅れた開幕試合は東農大三が川越南に6―2で勝ち、八潮南も川越を3―1で下した。10日は9球場で1回戦19試合が行われる予定だ。

     ◇

 五回表、マウンドに上がった川越南の永井佑征投手(3年)は落ち着いていた。チームの読みは「六回で3点差以内。後半勝負」。想定より少し早めだったが、予定通りの継投。グラウンドはぬかるんでいたが「雨なんか関係ない」と強気だった。

 背番号10を監督から伝えられたのは1週間前。昨秋からずっと背番号1だったが、春季大会後に制球が不安定になり後輩の佐々木稜太投手(2年)に譲った。

 中学から投手で何度も1番をもらってきた。「最後の最後でなぜ」ともやもやしなかったわけじゃないが、「佐々木はエースじゃなくなった自分のことを最後まで慕ってくれた」。わだかまりはなかった。

 先頭からいきなり3連打されるなどして3失点。だが、投手経験が豊富な分、「多少の失点は仕方ない」と割り切れる胆力があった。引きずらず冷静に投げ、六回以降は被安打2。キレのある高めの直球は、「ついつい手を出してしまう」と、対戦した東農大三の主将をうならせた。

 高校野球に悔いはないか。敗れた後にそう問われると、「ない、と言いたいけど、今日のピッチングはやっぱり悔しい。あの3失点が……」と唇をかんだ。「でも、まだまだ引退の実感がわかない。泣ける思い出がたくさんあるはずなのになあ」。最後は笑って振り返った。=埼玉県営大宮(黒田早織)

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