47校の夏 10日開幕 観客用の消毒液など準備万全
2021年7月10日09時00分 朝日新聞デジタル
第103回全国高校野球選手権宮崎大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)が10日開幕する。会場となる、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎とアイビースタジアムでは9日、県高野連の役員らが準備に追われた。
サンマリンスタジアムでは、球場の整備員らが外野の芝を整えた。高野連の担当役員らは電光掲示板の動作確認をしたり、来場者用に新型コロナ対策の消毒液を準備したりした。
初日は、小林秀峰―高千穂の開幕戦を皮切りに計5試合が予定されている。全校が集まる開会式はしないが、サンマリンの第1試合前に開始式があり、萩尾英司会長があいさつするほか、宮崎西の大田晃輔主将が選手宣誓をする予定。今大会はマスク着用や問診票の提出を求めるなどの新型コロナ対策を取り、一般客の観戦も可能となる。
県高野連の児玉正剛理事長は「2年ぶりに夏の甲子園大会が戻り、夢の舞台を球児たちがめざすことができる。コロナの感染症対策や熱中症対策など万全の準備で臨みたい」と話した。
宮崎地方気象台によると、10日の宮崎市を含む県南部平野部の天気予報は曇りや雨。16日までは雲が広がりやすく、雨の降る日もあるが、高気圧に覆われて晴れる日もあるという。
日程が順調に進めば準決勝は23日、決勝は25日。準決勝と決勝は高校野球情報サイト「バーチャル高校野球」(https://vk.sportsbull.jp/koshien/)で生配信される予定。(平塚学)