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高校野球石川大会、見どころは テレビ解説者らが語る

2021年7月8日16時45分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権石川大会(朝日新聞社、県高野連主催)が9日に開幕する。2年ぶりに開かれる甲子園出場をかけたこの夏の大会は、抜きんでたチームがなく、混戦が予想されるという。組み合わせ抽選の結果を踏まえ、県高野連の元役員やテレビ解説者の皆さんに、見どころを語り合ってもらった。

 ――ゾーンごとの見どころは

 須磨 Aゾーンは実力校が集まった。春を制した小松大谷はエース北方が打たせて取って、攻撃では僧野、中谷が出塁して中軸でかえすパターンでしょう。小松大谷が有利だが、好投手森澤を擁する羽咋工との初戦から油断はできない。金沢龍谷がシードの山は、七尾、輪島と能登地区の強いチームが集まった。輪島の投手蔵口は直球が速く、マウンドさばきにも度胸があっておもしろい。

 赤土 小松大谷は非常に安定している。春の決勝では日本航空石川の好機を5併殺で守り、その粘り強さがサヨナラ勝ちにつながった。打率4割超えの選手が多くいて、何番打者からでも得点できる力がある。

 津幡の森林は、良い投手で好打者でもあるので、彼の活躍次第で勝ち上がってくる可能性もある。

 金沢龍谷はエース井上次第。非常に投球のペースが良く、良いボールを持っているので注目ですね。

 佐々木 「1週間に500球」の投球数制限を導入して初めての夏大会です。上に勝ち上がるチームは、複数の投手をどのように継投させるかなど、監督の采配も見ものだと思う。

 南 Bゾーン、力的には星稜と遊学館がリードでしょう。金沢学院大付の投手陣にも期待したい。

 赤土 遊学館と星稜を中心に展開していくと思うが、去秋の県大会で4強入りした寺井も注目。金沢学院大付―北陸学院は、力がある私立同士の対戦です。

 須磨 夏大会に強い遊学館はダークホース的な存在。打撃のチームだが、松井というサイドスローの好投手がいて、他投手との継投も見ものですね。星稜は野口をはじめ、マーガードや武内ら投手が豊富。打線は春も好調だった黒川に加え、主将の中田らが調子を上げてくるかどうか。

 佐々木 実力のある能登地区の門前と羽咋が対戦する。門前の投手橋本は、小柄ながら春大会は金沢学院大付相手に終盤まで無失点に抑えていた。少人数のチームが勝って「野球は数じゃない」ところを見せてくれたらうれしい。

 赤土 Cゾーンも力があるのはシード2校。金沢で長年監督を務めた浅井先生が率いる鵬学園は、粘り強い野球をする。金沢は山崎に加え、2年の好投手米沢にも注目です。

 金沢商も力を十分持っているので、シード2校にどう絡んでくるのかですね。金沢商、石川県工、小松工などの古豪がどのような戦いをしてくるかにも注目したい。

 佐々木 金沢と遊学館は、2019年の1年生大会決勝で対戦し、遊学館がサヨナラ勝ちしていますね。同じCゾーンに入った石川県工は、その大会でベスト4に入っている。

 須磨 石川県工は投手の吉本がいいね。

 佐々木 過去に連合チームで出場していた金沢伏見、穴水、松任、翠星などが単独で出るのは非常にうれしい。Dゾーンにある開幕カード松任―能登も、両チームとも少人数で、一つ勝つことで地域に力を与えるかなと思う。

 須磨 小松商は春大会、金沢桜丘に5―4、輪島に3―2、航空石川に3―4と、全試合で1点差のゲームを展開し、しぶといチームだなと思った。

 南 ただ、航空石川は今年は強い。

 赤土 航空石川の2年生内藤はバットスイングが速く、春大会で放った本塁打5本中4本が場外だった。星稜出身の松井秀喜選手を見た時も驚いたが、内藤にもビックリした。

 須磨 内藤を抑えるには、どうすればいいか。

 南 内角を攻めるか、外角を攻めるとしても、外で「クッ」と変化するカットボールなどが有効なのでは。

 ――優勝候補や全体に期待することは

 赤土 小松大谷、星稜、航空石川は頭ひとつ抜けている。その後に遊学館、金沢が追っている。

 須磨 航空石川は、校内で新型コロナのクラスターが起こって3週間近く寮から出られなかったと聞いた。本来は投げ込みをする時期だが、戎や大久保ら投手は練習も試合もできなかった。そこからどう立ち直ったのか。

 南 今年はずば抜けて実力のあるチームがない。小松大谷、遊学館、星稜、金沢、航空石川、このあたりは対戦してみないと分からないですね。裏を返せば、どのチームにもチャンスがあって、おもしろい大会になりそうですね。

 小松大谷は春の調子を夏まで維持できるかどうか。星稜は春の屈辱を晴らす思いが強いでしょうね。個々の能力からいえば星稜は高いが、夏の大会は何が起こるか分からないので。

 ――最後に今大会に期待することは

 須磨 私立優位だが、公立に頑張ってほしい。小松工、金沢市工などの工業高校にも期待したい。

 佐々木 今大会も新型コロナとの闘いがある。大半の3年生は高校で野球を終えるので、とにかく野球を楽しんでほしい。そして、勝ち負けに関係なく、みんなで無事に県代表校を送り出し、2年前に惜しくも逃した優勝旗を石川に持ち帰ってほしい。(構成・小島弘之、マハール有仁州)

 ■出席者

 元県高野連副会長・赤土(しゃくど)悦崇さん

 NHK解説者・南行雄さん

 北陸朝日放送高校野球解説者・須磨保彦さん

 県高野連理事長・佐々木渉さん(オブザーバー)

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