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7月7日の高校野球 長野

2021年7月8日04時00分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権長野大会(県高野連、朝日新聞社主催)は7日、4球場で12試合があった。昨夏の独自大会決勝の再現となった好カードは、佐久長聖が飯山に完勝。松商学園や岡谷南、高遠などAシードは全て勝ち進んだ。一方、Bシードの篠ノ井は敗れた。8日も4球場で12試合を予定している。

     ◇

 エースが「思ったとおりのところに投げた」というスライダー。それも、苦手の左打者対策で磨いた内角低めの勝負球だ。それが、無人の右翼スタンドまで運ばれてしまった。2点本塁打で3点のリードを許し、飯山の酒井鼓太郎(3年)はマウンドを降りた。まだ三回だった。

 佐久長聖との対戦は、敗れた昨夏の独自大会決勝と同じ。1年前のその大会、酒井は大会中にベンチ入りメンバーから自分を外すよう、吉池拓弥監督に直訴した。調子が上がらず、「先輩に迷惑はかけられないので、下げてください」。そんな責任感がある部員だ。

 もともとは上手投げ。でも球速が伸びず、身長も165センチと小柄で、このままだと県内で渡り合えないと思った。「少しでも強豪私学の強打者を翻弄(ほんろう)したい」と、昨秋に思い立ったのが横手投げへの転向だった。

 順調にはいかなかった。「最初は力が入らなかった」という。体の使い方が上手投げと全く違うため、上半身と下半身の連動性や軸足の踏ん張りを意識して一からフォームを作り上げた。すると制球力が身につき、少し変化する直球とともに酒井の武器となった。

 それが、この大会初戦だった4日の上田東戦は8四死球と乱れた。立て直そうと、この日はいつもより早く、前の試合の七回から肩を作り始めて備えた。

 「95%負ける相手だけど5%で勝てるよ」。試合前に吉池監督の言葉を聞き、かえって思い切り投げられたが、力及ばず、昨夏のリベンジはならなかった。「まだ前半だった。申し訳ない」と試合序盤での降板を悔やんだ。でも、吉池監督はたたえていた。「彼はいつも自分で工夫し続けて成長してきた。最後までエースだったし、チームの柱でした」(高億翔)

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