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6校連合で春2勝 「別れ」惜しみつつ単独で挑む夏

2021年7月6日09時00分

 春までは部員が9人に満たずに「連合チーム」で戦い、10日に開幕する全国高校野球選手権群馬大会では、新入部員を迎えて単独で挑む学校が三つある。別々のチームになっても、ともに過ごした仲間との気持ちはつながっている。

 富岡実は2017年夏以来、4年ぶりの単独出場となる。3年生7人の入学当時、1学年上には部員がいなかった。捕手の飯塚龍志主将(3年)は「最後の夏は単独で出たいな。そう話しながら練習していた」と振り返る。今春、入部した1年生4人とグラウンドで初対面した時には、「野球部に来てくれたから単独で出られることになった。ありがとう」と伝えた。

 5月上旬、単独チームで初めて臨んだ吉井との練習試合。マネジャーの小柴渚(なぎさ)さん(3年)は「オーダー用紙に『富岡実』って書いて、実感が出たというか、ちょっと感動した」。

 「四ツ葉学園・玉村・榛名・富岡実・下仁田・板倉」の6校連合で臨んだ春の県大会。2回戦では延長十一回の末に7―6で伊勢崎清明を破り、2勝を果たした。先発した富岡実の桐生琉衣君(3年)は11回を投げ抜いた。

 3回戦の前橋東戦は5―10で惜しくも敗れた。富岡実は大会後に単独となることが決まっていたので、これが6校連合での最後の試合になった。

 「今までありがとう」。敗れた夜、榛名の三井敦也君(2年)は、飯塚君に無料通信アプリLINEでメッセージを届けた。一塁手だった板倉の渡辺翔太君(2年)が富岡実の高橋龍成君(2年)に「寂しくなるなぁ」と送ると、「夏が終わったらまた一緒にやりたいな」と返ってきた。

 玉村も6校連合を離れて単独で挑む。全部員9人で3年生はいない。入学後に野球を始めた1年生も。五十嵐卓也監督=前橋工出身=は、故郷の玉村町での指導を希望していた。「地元の声援が励み。少しずつでも部員が増えたらうれしい」

 6校連合で遊撃手だった近藤海翔君(2年)は、捕手に転向した。先輩捕手の飯塚君にLINEでアドバイスを求めることも。「他校の3年生に頼ってばかりだったけれど、後輩を引っ張れるようになりたい」

 6月下旬、玉村の今季2試合目となる練習試合で対戦した松井田も、今春の県大会は前橋西・尾瀬・嬬恋との4校連合で臨んだ。

 松井田で背番号1を背負う金井怜真主将(3年)は、連合チームの長所に連係プレーや実戦形式での練習を挙げ、短所に移動時間の長さを挙げる。新型コロナウイルスの感染拡大で長らく集まれなかった事情もあり、「単独で出たいという気持ちが強くなった」。

 練習の締めくくりには必ず校歌を歌う。「松井田として20年ぶりとなる勝利を挙げて、球場に校歌を響かせたい」(中村瞬)

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