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亡き父へ捧げるフルスイング 伝えたい「ありがとう」

2021年7月5日15時10分

 (4日、高校野球千葉大会 市原中央7-4成田国際)

 成田国際の高橋貫太選手(3年)は、昨年亡くなった父、慎さんへの思いを胸に試合にのぞんでいた。

 4―4で迎えた延長十回裏に、打席が回ってきた。3球目を力いっぱいスイングしたが、内野フライに打ちとられた。ベンチに戻りながら、一瞬天を仰いだ。

 昨年始め、父に胃がんが見つかった。自宅で闘病生活を送る父が「日に日に弱っていくのが分かってつらかった」。それでも、新型コロナの休校で高橋選手が家にいることが多くなり、家で素振りをするのを、父は体調のいい時には見てくれた。半年の闘病の末、7月に息を引き取った。

 野球を始めたのも、野球が大好きだった父の影響だった。父は元高校球児。物心ついたころから休日には一緒にキャッチボールをした。小学4年の時、地元のチームに入ると、父もそこでコーチをすることに。「野球の基本的なことは全て父に教えてもらった」

 父はいつも自分の試合を楽しみに見てくれていた。きっと最後の試合も見たかったはず。父が空から見ていると信じてプレーした。

 「いいところ見せたかったのに。勝てなかった。ごめん」。試合後、涙をぬぐいながら父への思いを口にした。

 この日は三塁手として堅実な守備を見せた。ファウルフライをフェンスにぶつかりながらも、ひたむきに追った。最後の試合は勝てなかったけど、父にはこう伝えたい。

 「野球に出会わせてくれてありがとう」=ゼットエー(竹中美貴)

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