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1球ごとに分析、野球部員がシステム自作 短所も算出

2021年7月3日12時42分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権兵庫大会に出場する白陵(兵庫県高砂市)は試合のたび、バックネット裏にノートパソコンを手にした部員たちが陣取る。チームメートの投球コースや球種、打球の方向や性質などを入力していく。

 ベンチ入りメンバーの田中博土(はくと)君(2年)は、1球ごとにデータを蓄積し、選手の特徴を分析するシステム「Analys(アナリス)」を自作した。投手版と打者版がある。兵庫大会はシステムの本格稼働に向け、データを集めるチャンスだ。

 投手なら防御率やストライク率、WHIP(1イニングに安打・四球を許した割合)といった16指標、打者なら出塁率やOPS(出塁率+長打率)など17指標はもちろん、1球1球蓄積した詳細なデータを基に、選手の長所・短所をはじき出す。

 例えば投手の場合。「フルカウントから三振がとれるのは直球。フォークは四球になりやすい」。こんな傾向がつかめる。牽制(けんせい)球を投げても投げなくても、相手の盗塁成功率が変わらない投手もいた。

 「ファウルになるのは直球が多い」という打者は、速球対策が必要かもしれない。練習の指針になる。

 原点は、田中君が野球部主将を引き継いだ中学時代。前チームの試合データをエクセルでまとめた際、全試合でスコアを付けているのに活用できていないことに気づいた。

 高校では監督や顧問の後押しもあって、野球部内に支援班「データ部」をつくってもらった。田中君は専門知識のある先生に指導を受けながら、練習のない日の放課後や休日をシステム制作に費やし、今春完成させた。

 コロナ禍で試合が少なく、データ収集できたのはまだ10試合ほど。「40試合くらいで正確なデータが出せる」と田中君。今夏はデータ野球で激戦区・兵庫を勝ち抜く土台づくりをめざす。4日、御影との初戦に臨む。(西田有里)

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