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7月2日の高校野球 北海道

2021年7月3日04時00分

 2日は道内で最後となる名寄地区が開幕し、8地区で19試合が行われた。旭川では代表決定戦2試合が行われ、旭川大と旭川工が北大会への出場を決めた。函館では春季全道大会に出場した函館工が函館大有斗に敗れた。小樽地区では北照が初戦を突破した。3日は札幌、室蘭、旭川、十勝、釧根、空知の代表決定戦15試合を含め、9地区で計22試合が行われる。

     ◇

 「後ろには良い投手がたくさんいる。全力で投げるだけだ」。旭川龍谷のエースで主将の増田久遠投手(3年)は、一回から力強く右腕を振った。だが、四球で走者をためてこの回2失点。二回途中でマウンドを譲った。「課題だった初回の入りがうまくいかなかった」と振り返った。

 実家は上富良野町内の寺院。家を継ぐため仏教系の同校に進学した。チームは昨夏の独自大会決勝で、強打のクラーク国際に10対0で完敗。尊敬する上級生たちが追い込まれて余裕を失う姿を、ベンチで目の当たりにした。

 「あんなにうまい先輩たちでも負ける。何が起こっても動じない精神力をつけないと、試合には勝てない」。それ以来、実力を過信して心の隙を作らないようにと、「自分は世界で一番下手だ」と言い聞かせてきた。最後まで室内練習場に残り、自主練習に取り組んだ。

 「甲子園に監督を連れて行く」と臨んだ今大会。初戦では118球を投げ抜き勝利をもたらした。2回戦では春の地区大会で敗れた富良野と対戦し、継投で雪辱を果たした。

 北大会には進めなかったが、高橋健監督は「エースとしてだけでなく、主将のプレッシャーがあった中で、よくチームをまとめてくれた」とねぎらった。増田投手は「力不足な自分でも、みんながついてきてくれて本当に心強かった。後輩には野球を通じて社会に出ても通用する力をつけてほしい」と、大粒の涙をこぼしながら話した。(佐野楓)

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