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7月31日の高校野球 愛知

2021年8月1日04時00分

 愛知大会は31日、岡崎市民球場で決勝があった。愛工大名電が8―5で享栄を破り、3年ぶり13回目の夏の甲子園出場を決めた。五回に、打者12人の猛攻で6点を奪うなど打線が爆発。全国最多の179チームの頂点に立った。選手権大会は8月3日に抽選会があり、9日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。

     ◇

 甲子園への扉を開く打球をしっかりとグラブに収めた。一塁ベースを踏むと、愛工大名電の田村俊介主将(3年)は右手を挙げてマウンドに駆け寄った。

 「愛知で一番練習してきた自分たちが負けるはずがないという自信はあった」。3年ぶりとなる全国の舞台をつかみ、チームの大黒柱は胸を張った。

 一回に2点を先取された。享栄が勢いづく。「流れを変えたい」。倉野光生監督に直訴し、二回からマウンドに上がった。4回を投げ、5安打を許したが、無失点。粘りの投球で流れを引き戻した。

 昨秋の県大会での敗戦が、甲子園への第一歩となった。投打がかみ合わず、ミスも重なって2回戦敗退。倉野監督に「今のままじゃ話にならない。基礎から徹底的にやる」と出直しを求められた。守備練習では、手で転がしたゴロを捕球する動作を繰り返し、打撃ではセンター返しを意識づけた。

 「本気で優勝を狙おうとみんなで話し合った」(田村主将)という今春の県大会で優勝。「自分たちのやってきたことは間違いじゃなかったと自信になった。秋にはなかった『後ろにつなぐ』という意識がチーム全体に芽生え、ひとつになれた」。この日は、1点差に迫った五回に打者12人を「つなぐ」猛攻で6点を挙げ、試合をひっくりかえした。

 今大会は、誉、至学館、東邦、中京大中京と甲子園を経験した強豪校を次々と撃破。「勝ち進むごとにチームが勢いづいていくのがわかった」。享栄にも勝ち、大会史上初めて「私学4強」のライバル3校を破って頂点に立った。

 試合終了の瞬間に「自分が塁を踏んで優勝が決まったときはうれしかったというより、ほっとして力が抜けました」という田村主将。「目標は全国制覇。ここで満足するのではなく、また一からみんなで勝ち抜いていきたい」。目指すのは夏の甲子園初優勝だ。(仲川明里)

     ◇

 「大きいのは狙わない。後ろにつなぐ」。2点を追う四回、愛工大名電の4番宮崎海選手(3年)は、そう心に決めて打席に立った。5球目。外角への直球を逆らわずに右方向へ。右翼フェンス直撃の二塁打で好機を広げ、反撃のきっかけをつくった。

 今大会は準々決勝と準決勝を除いて4番を任せられたが、「大きいのは狙わない」という。練習でも飛距離ではなく、逆方向を狙ったコンパクトな打撃を心がける。この日は、五回1死満塁で右前適時打を放つと、六回には左中間に適時三塁打で貴重な追加点をもたらした。

 4打席すべて出塁し、3安打2打点。これで今大会は計9打点と活躍した。「4番の役割は打点を一つでも多く稼ぐこと。今日は役割を果たせた。甲子園でもそれに徹して全国制覇したい」と意気込んだ。(東谷晃平)

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