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西条農、準決勝で広島新庄に惜敗 3投手が競い合い成長

2021年7月31日13時44分 朝日新聞デジタル

 (30日、高校野球広島大会 広島新庄8-7西条農)

 「大丈夫。粘れ」。八回裏、2死三塁。マウンドに立つ西条農の背番号11、佐々木七海(ななみ)君(3年)のもとに仲間たちが駆け寄った。ここで安打を許せば、同点に追い付かれる。佐々木君は仲間にこう声をかけられ、打者と向き合った。

 広島新庄の強力打線を相手に先発し、七回までに4失点と、粘りのピッチングを見せていた。3点をリードして迎えた八回裏。疲れは感じていなかったものの、球数はすでに100球を超えていた。3球連続でボール球となり、自信を持って投げた直球を左前に打ち返された。三塁走者が本塁にかえり、同点となった。

 「頼んだぞ」。佐々木君はそう声をかけ、エースの沖田琉弥君(3年)にマウンドを譲った。沖田君は強気の投球を続けたが、延長十二回に適時打を浴び、サヨナラ負けが決まった。

 「自分が九回まで投げ抜くつもりだった。全力で投げたが、力不足で申し訳ない」。試合後、佐々木君は謝罪の言葉を口にした。

 西条農の投手陣は、佐々木君、沖田君、楠(くすのき)太希君(3年)が3人で競い合ってきた。「みんなが『誰にも負けない』という気持ちを持っていた」。佐々木君もライバルに負けないよう、練習後に走り込みを続けた。下半身がうまく使えるようになり、秋は130キロ余りだった球速が141キロまで伸びた。

 今大会は準決勝までに3試合に登板。計8イニングを投げ、被安打0と躍動した。「みんなと競い合ったから成長できたと思う。この3人で頑張ってこられてよかった」。充実感のある表情で最後にこう話し、球場を後にした。(宮城奈々)

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