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「都立の星」の後継者へ 小山台、プロ注目相手に善戦

2021年7月31日13時46分

 (30日、高校野球東東京大会 修徳4-0小山台)

 「都立の星」小山台が準々決勝で力尽きた。

 相手先発の床枝魁斗(3年)はプロ注目の右腕だ。多くの好機は作れない。いかに失点を防ぐか。

 打者一巡。3イニングをめどに、相手打線の目が慣れる前に投手を代える。継投が小山台の作戦だった。

 先発は背番号11の松川侑聖(2年)。打者10人、3イニングを投げて二塁を踏ませていなかったが、あっさりと背番号5の佐藤克哉(3年)にスイッチした。打者11人に投げ、六回1死一、二塁となった場面で、エース木暮瞬哉(3年)がマウンドへ。小山台は、ここからが勝負だった。

 スコアボードに、0が並ぶ。主将の浜口隼(3年)がベンチから、そして二塁の守備位置から、声を張り上げた。「気持ちと気持ちのぶつかり合いだ」「集中を切らした方が負ける」

 だが、まるで呼吸するかのように140キロ超の直球を投げ込む相手投手は、想像以上だった。得点できないまま、延長戦に。そして、延長十回裏――。

 四死球を与え、2死一、二塁。次打者の打球は打ち取った当たりだったが、内野の守備がほつれた。送球を焦って捕り損ね、2死満塁に。

 主将の浜口が、マウンドに声をかけた。「切り替えろ」。エースの言葉が頼もしかった。「俺に任せろ」

 だが、初球を左翼に運ばれた。サヨナラ満塁本塁打。満塁を招いた失策は、チームの中でも「鉄壁」を誇る選手に出てしまった。そして、絶対のエースが打たれた。浜口は「やり切りました。悔いはありません」。涙目で、だが、きっぱりとそう語った。

 「都立の星」と呼ばれる小山台は、2018、19年に2年連続で東東京大会の決勝に進んだ。3年前の戦いを、当時中学3年だった主将の浜口が見ていたという。あの戦いに憧れて、都内有数の進学校である小山台を志した。

 甲子園の夢は、かなわなかった。だが――。

 あすの「都立の星」を継ぐ中学生が、この戦いを見ていたはずだ。=スリーボンド八王子(抜井規泰)

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