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高校野球・育成功労賞 岩崎浩さん

2021年6月30日09時00分 朝日新聞デジタル

 【鳥取】高校野球の発展や選手の育成に尽くしてきた指導者を日本高校野球連盟と朝日新聞社が表彰する「育成功労賞」に、県内から米子工業高校野球部の岩崎浩部長(54)が選ばれた。

 大山町出身。1991年に教員に採用された後、94年4月、赴任先の八頭高校で軟式野球部長に就任した。それまで野球経験はなかったが、球児たちが練習や大会を通して成長していく姿が喜びとなり、その後も倉吉工業高校や境高校、米子東高校など赴任先で硬式野球部長を務め続けた。

 部長の仕事は多岐にわたる。県内外校との練習試合のほか、公式大会の出場手続き、報道対応など部員たちがプレーに打ち込める環境を陰に陽に支え続ける。

 プレーを巡る技術は指導できなくても、「監督とは違った視点で指導しよう」と心がけてきた。攻守交代時の迅速な動きや試合前の用具点検などを徹底し、プレーに集中できる環境を大切にする。選手に余裕をもって試合に臨んでほしいとの思いからだ。決して華々しいスポットライトを浴びる立場ではないが、「部長というのは、そういう役回りなんです」と笑う。

 境高で部長を務めた2007年夏には、鳥取代表として甲子園への出場も果たした。テレビで中継され、全国が注目する夢の大舞台。ここでも緩慢な動きで注意されたり、大会の運営を妨げたりすることのないよう、きびきびとした動作や準備にこだわった。「もちろん勝ってほしいと願っていたが、まずは鳥取代表として恥ずかしくないプレーをしてほしかった」

 2017年から3年間は県高校野球連盟の副理事長も務め、さまざまな立場で二十数年余、球児たちを支えた。野球に限らず、ほかの競技や文化部も含め、部活動には10代の成長に欠かせない大切なものがあると、今あらためて感じる。

 「周りの仲間といろいろな経験を積むことで、人間的に成長できることがたくさんある。結果がどうであれ、費やした3年間はその後の人生の糧になる」。そんな思いで、後進の育成にも力を注ごうと考えている。(大久保直樹)

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