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西武の夏制覇の2エースが初対談 甲子園って緊張した?

2021年7月2日11時00分

  「甲子園が、プロへ進むきっかけになった」。そう口をそろえるのは、西武ライオンズの投手陣を支える高橋光成(24)と今井達也(23)のふたり。ともに高校時代にエースとして夏の甲子園を制した経験を持つ。夢舞台で大きく飛躍したふたりが高校野球をテーマに初めて対談し、2年ぶりに開催される夏の大会に挑む選手たちにエールを送った。

■初出場で初優勝

 ――今回のテーマは「甲子園優勝投手対談」。こういう対談は初めてですか。

 高橋光成 初めてだと思うよ、今井?

 今井達也 そうですね。

 ――高橋投手が前橋育英高の2年生で甲子園優勝を果たした2013年、今井投手は中学3年生でした。

 今井 見ていました。体がすごく大きかった。前橋育英は初出場で、ダダダダダーと勝ち進んで優勝だったので、すごいなあと思って見ていました。

 高橋 ありがとう。

 ――高橋投手は6試合を投げて防御率0・36でした。

 今井 防御率がすごいですよね。1回戦(山口・岩国商戦)で(歴代2位の)9者連続三振。手がつけられないですよね。

 ――高橋投手は今井投手の活躍を見ていましたか。

 高橋 同じ北関東の高校ということもあって、めちゃくちゃ見ていました。えげつない球を投げていました。こりゃすげえなって。

 今井 うそ、見ていないでしょ。でも、光成さんの9者連続三振に追いつくのは無理でしたね。

■早川隆久(楽天)との投げ合い

 ――甲子園で最も記憶に残っていることはどんなことですか。

 高橋 初出場で、甲子園に行くのも初めてでした。大会前の甲子園練習で感動しました。甲子園の雰囲気は、球場がでかい、広い。

 今井 組み合わせ抽選会です。大きいホールで。大会の「ビッグ3」と言われていた高橋昂也(埼玉・花咲徳栄→広島)、寺島成輝(大阪・履正社→ヤクルト)、藤平尚真(横浜→楽天)がすごく有名。抽選が終わった後、3人は写真を撮られていて、こういう人たちがプロに行くんだなと思いました。

 ――2人とも、甲子園の初戦でいきなり完封し、その後も好投を続けました。甲子園のベストピッチ、印象に残っている試合はどの試合ですか。

 高橋 自分は常総学院(茨城)戦(準々決勝)。六回から投げましたが、その試合が一番よかった。

 ――九回に同点2点三塁打を放ち、延長戦で勝利した試合です。

 高橋 そうなんですよ。バッティングもよかったんで。打ったし、よく投げられたという点で、すごい印象に残っている。

 今井 僕は準々決勝の木更津総合(千葉)戦です。相手の早川隆久(楽天)がそれまでの2試合を完封していて、甲子園ではまだ失点していない状況での対戦でした。

 高橋 え、今井って早川と投げ合ってんの?

 今井 はい。DeNAに昨年のドラフト1位で入った入江大生がうちの3番で一回にソロホームランを打って、三回にも(2番山ノ井隆雅が)2ラン。その3点で勝ったんです(試合結果は3―1)。

 高橋 えー、すごい。あとでそれ、見ます。

 ――高校の練習は厳しかったでしょうか。

 今井 夏の大会の1カ月前くらいから合宿をするんです。朝5時くらいに起きて、学校のトラックで400メートルを何本も走って。放課後は4時から7時くらいまで練習して、宿舎でごはんを食べたら、また学校に戻って練習して。それが一番きつかったですね。

 高橋 やばいな。前橋育英はそれを聞いたら話すことがない。朝練もないし。めっちゃきついという感じではありません。

 ――怖い監督でしたか。

 高橋 エラーとか、プレーに対しては怒らないけれど、服装がだらしなかったり、あいさつがおろそかだったりしたら怒られました。作新の小針崇宏監督は長渕剛さんが好きなんでしょ?

 今井 大好きです(笑)。体育の先生なんですけど、授業中とかほかの生徒にはすごく優しい先生なんですけど、練習でグラウンドに入ると人が変わったように厳しくなります。でも、すごく選手思いの監督です。

■学んだこと、得たこと

 ――高校3年間で学んだこと、得たことはどんなことですか。

 高橋 みんなが同じ目標に向かってすごい熱くなれたこと。きつい練習もみんなで頑張って、ほんとにいい3年間でしたね。振り返ってみても、楽しい思い出しかないです。

 今井 厳しい練習を乗り越えると、つらいことやきついことがいまあっても、あの時と比べたらかわいいもんだなと思えて、ちょっと気持ちが楽になります。やってきたことが自信になっています。

 ――昨年は新型コロナウイルスの影響で春夏の甲子園が中止になりました。どう受け止めましたか。

 高橋 うーん、難しい。みんなが甲子園を目指してきて、試合ができなかったのはすごくつらかったと思います。簡単には言えないけれども、みんなと練習した時間は、次のステップにつながると思います。

 今井 甲子園に出たくて高校を選ぶ子もたくさんいます。その気持ちは、その状況に置かれた人にしか分からないと思います。想像できないくらいつらいことです。

 ――プロに入ってから、甲子園より緊張したマウンドはありますか。

 高橋 なんだろ……。今井選手どうぞ。

 今井 困ったら僕(に振る)みたいなのやめてください。

 高橋 今井はうまいから、しゃべるのが。

 今井 光成さんは、プロ初登板は緊張しましたか。

 高橋 緊張したけど、あんまり覚えていない。

 今井 「やっと(マウンドに)立てた」と思って、僕は楽しいし、緊張はあんまりしなかった。光成さんは今年、開幕投手でしたが、どうでしたか。

 高橋 うまいね、今井。引き出し方がうまい。アナウンサーのスカウトがくるよ。

 今井 いやぁ、野球選手でいさせてください。

 高橋 開幕戦は緊張した。でも、キャンプのほうが緊張する。ドキドキしてキャンプ地に入るよ。緊張しない?

 今井 キャンプはあんまりしないですよ。意外とオープン戦の初戦の方がします。初めての対外試合とかは、ボコスカ、打たれたらどうしようとか思いませんか。

 高橋 たしかに、試合から離れている分ね。

 今井 その1年間を左右するじゃないですか。

 高橋 いい調整してきた、してこなかった、みたいなね。

■甲子園決勝の雰囲気は…

 ――甲子園は緊張しなかったのですか。

 高橋 緊張しなかったかもしれない。楽しめる。「甲子園にきた!」みたいな。

 今井 決勝戦だけ緊張しましたね、ぼくはちょっと。

 高橋 決勝の雰囲気はちょっと違うね。

 今井 決勝は違いましたよね。

 ――2人とも、決勝戦だけ先制されました。

 今井 最初は雰囲気にやられますよ、ほんとに。相手の応援にのまれました。

 高橋 めっちゃ応援がすごくなるよな、たしかに。

■球児たちへのメッセージ

 ――せっかくのところですが、そろそろ時間が迫ってきました。

 高橋 残念! あと1時間くらいやりたかったけど。しょうがないっすね。

 ――今年は2年ぶりに夏が戻ってきます。球児にかける言葉をお願いします。

 今井 去年出られなかった3年生の分まで、楽しんで野球をやってほしい。それに尽きます。

 高橋 今井とかぶっちゃうんですけど、楽しんで野球をやってほしい。それに尽きると思います。(構成・山口史朗)

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