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町の人見守る中…悲願の単独チーム出場 笑顔の上富良野

2021年6月29日13時48分

 「最後まで笑顔で」。試合終了のサイレンが鳴り響くなか、悲願だった単独チームでの出場で敗退した上富良野の白田貴志主将(3年)は、笑顔でチームメートに呼びかけた。全員でスタンド前に整列し、2回頭を下げると、同じ3年生の笹原柊選手や佐藤愁選手らと笑い合ってグラウンドを後にした。

 白田主将が野球部に入部した2019年4月、部員はゼロだった。野球経験がなかった白田主将が、同じクラスの笹原選手と佐藤選手を「一緒にやってみないか」と体験入部に誘い、初心者3人でキャッチボールから始めた。

 3人ともユニホームの着方も分からず、トスバッティングを打つこともままならなかったが、少しずつ練習メニューをこなすと、打撃や守備で共通の課題が見えてきた。「お互い同じ立場だから、つらさも分かり合えた」。互いに励ましながら練習を続け、2年になると試合でヒットが打てるまでになった。

 公式戦は2年の秋の大会で、他校と連合チームを組み出場。「最後の夏こそは単独で出よう」と、監督や部員たち総出で助っ人を集めた。初心者も含め何とか4人が協力してくれることになり、5月後半から全体練習を続けてきた。

 「どんな結果になっても最後まで楽しもう」と決めたこの試合。スタンドでは約70人の生徒や町の人が見守った。守備のミスなどで大差はついたが、選手たちからは「いいよいいよ!」「切り替えよう」と明るい声が飛び交った。白田主将は「今までで一番声を掛け合って戦えた。全てを出し切ることができた」と、最後まで笑顔だった。(佐野楓)

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