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守る、マウンドも街も 小野翔太巡査「夏、楽しんで」

2021年6月29日09時00分 朝日新聞デジタル

 「悪を成敗する」という熱意をチーム名に込めた兵庫県警の硬式野球部「県警桃太郎」。エースを担う神戸西署地域課の小野翔太巡査(24)は、明石商出身の元高校球児だ。7月3日に始まる兵庫大会に挑む野球部員たちへ「存分に楽しんで」とエールを送る。

 高校時代、のちにドラフト1位指名でプロ野球・西武に入団した松本航投手とともに、二枚看板でチームを引っ張った。

 3年の夏は準々決勝で敗退。卒業後は、船のエンジンをつくる工場に就職した。

 仕事は楽しかったが、大好きな野球に未練があった。「同級生が大学や社会人野球で活躍していると聞くと、いつも悔しかった」

 県警桃太郎のことは、草野球チームを探している時にたまたまネットで見つけた。「もう一度本気で野球をやりたい」。1年半勤めた工場を退職し、2016年10月に警察官になった。

 交番勤務を経て、神戸西署へ。いまは初動係の一員としてパトカーに乗り、いち早く現場に駆けつけて街の安全を見守る。

 桃太郎でもすぐに頭角を現した。140キロの直球と2種類の落ちる球を武器に5月、社会人野球クラブの日本一を決める全日本クラブ野球選手権に出場。準々決勝で延長十回タイブレークの末に惜敗したが、今夏の都市対抗野球で再び全国を目指す。

 チームは18~31歳の約30人。24時間3交代制の交番勤務が多く、全体練習の時間は限られる。だが「働きながら野球ができて本当に幸せ」。野球から一度離れた分、喜びをかみしめてマウンドに向かう。

 県大会を迎える球児へ、贈りたい言葉がある。「コロナ下で練習が十分できなかった人も多いだろうけど、大会に出られることに感謝して、楽しんでほしい」(岩本修弥)

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